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#14 【3-5】恥ずかしい、けど危なかった、服薬ミスの話

私はもう10年以上、うつ病の薬消化器内科の薬血圧の薬サプリメントを飲んでいます。
朝が一番多くて、何錠あるのか数えたことないですけど、とにかく多いんです。
今日は、その朝の服薬で失敗したお話をしたいと思います。

考え事をしていた

あれは2020年の長期療養に入る前の、かなりおかしくなっていた時期でした。
寝ても覚めても仕事のことばかりで、その日の朝も仕事のことを考えていました。

錠剤って、大抵1シート10錠ですが、さらに切っていくと2個で1シートっていうか、2個1組になっていますよね。
何泊かの出張時とか、きちっとした数を持っていきたい私は、2個1組が気に入らなくて、いつも1個で1シートになるようにハサミで切っていたんですね。(飲む数量が偶数の物はそのまま)
それを毎回飲む分集めて、シートからぷちぷちと出して、何錠かまとめて飲んでいました。

先ほども書きましたが、その日も仕事のことを考えていて、かつ、いつもよりちょっと注意力が落ちており、若干ボーッとした感じでした。
ぷちぷちと薬を出して飲んだのですが、喉にちょっと違和感が。
「あれ?なんか変・・・」
と思って、空になったシートを見ると、抗不安薬のシートが無い・・・
「え?・・・」
周囲を見渡し、床に落ちていないか見渡しても、無いんです。
「これはもしかして・・・飲んじゃったかな・・・」
確かに、喉が痛いような気がしたし・・・。でも結構な量の水で流し込んじゃったよ・・・。

レントゲンでチェックしたけど…

さすがにヤバいと思い、でもまだ朝早かったので、かかりつけ総合病院の救急に電話して、診てもらうことにしました。
救急で手続きをしてレントゲンを撮ってもらったのですが、特に何も映っていないとのことで、そのまま帰宅することになりました。

かかりつけ内科で内視鏡チェック

でもやっぱりなんか気になっていて、「絶対飲んだ・・・」っていう変な自信もあり、その足でかかりつけ内科(消化器内科が専門)に行きました。
かかりつけ内科では内視鏡で見てもらうよう頼みました。
そしたら、やっぱりありました!
「胃の中央あたりにあるんだけど、うちでは取り出す器具が無いので、もう一度総合病院に行けるかな。すぐに紹介状書くから。」
ということで、すぐに紹介状書いてもらって、再び総合病院に行きました。
ちなみにこの先生はその総合病院で長く働いていて、向こうで発見できなかったことにかなりご立腹だったようで、「先生の名前は?きつく書いておくから!」と言ってくれました(笑)

再び総合病院へ

再び総合病院へ行きましたが、長いこと待たされ、昼過ぎになってようやく内視鏡センターへ。
内視鏡を担当していただく医師の他に、消化器内科の一番偉い医師も立ち会ってくれました(たぶん、かかりつけ内科の医師の紹介状が効いたんだと思います(笑))
内視鏡の先端に異物キャッチの器具を付けて、それを通常の胃部内視鏡検査のように飲み込みます・・・飲み込めません、大きくて・・・。
ずいぶん苦労して飲み込んで、胃まで到達したところで、発見されました、シートが。
十二指腸に落ちる寸前だったみたいで、そこまで行ってしまうと内視鏡ではキャッチできず、開腹手術ということになるみたいでした・・・。
危なかった・・・。

紹介状の返信を持ってかかりつけ内科へご挨拶

総合病院で紹介状の返信を作成してくれたので、それを持って後日かかりつけ内科へご挨拶に。
よかったねぇという話と、「シートが2錠で1つになっているのは、誤飲を防ぐためなんですよ」と教えていただきました。
そうだったのか・・・。

それ以来、シートをハサミで切ることはしなくなりましたし、シートを全てごみ箱に捨ててから薬を飲むようになったおっさんでした。


ということで、大事に至らなかったからよかったものの、危なかった服薬ミスについて書きました。
こんなことする人はいないと思いますが、もしいらっしゃたら、お気を付け下さい。
誤飲で開腹手術とか、つまらないですから。

今日も最後までお読みいただき、ありがとうございました。
次回もよろしくお願いいたします。

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