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投機筋の動向に見る相場の転換点

トレードで利益を上げる手法はいくつも必要ありません。

優位性のある手法が1つ2つあれば、相場から永遠に利益をむさぼることができます。

その手法を信じ、愚直に同じことを同じ場面で繰り返すことによって、長い目で見れば利益が残っている・・・そういうことです。

その一つの手法が、相場の転換点でのチャート形状にあります。

これは投機筋が個人(リテール)のポジションを刈ることで成立するパターンとなります。

簡略図で説明します。


相場の転換点

4つの場面(ステージ)に分けています。
それぞれに投機筋、リテールの思惑を考えながら見てください。

第1ステージ

  • 下落トレンドを形成

  • リテール勢は買い下がっている(場がロング)

  • 投機筋はポジションの偏りがロングであることを確認

  • 投機筋はレンジの中で分からないようにショートを仕込んでいる

第2ステージ

  • 投機筋のショートの仕込みが終わる

  • 相場が全く上がらなくなる(新規ショートがないためロングしても上がらない)

  • 不安になったリテール勢がロングの決済を始める(ロスカット誘発)

第3ステージ

  • 投機筋がショートを決済(場がスクエアになる)

  • 大きい下落を見てリテール勢がショートポジションを仕込み始める

  • 場がショートに傾き下がらずジワジワ上がってくる

  • ポジションの傾きを察知した投機筋がロングを少しずつ仕込んでくる

第4ステージ

  • 我慢できなくなったリテール勢が損切りを始める(ロスカット誘発)

  • 高いところでは値ごろ感で売ってくるリテール勢もいてショートの供給は続きドンドン上がっていく

  • 投機筋がポジションを決済すると場がスクエアになる


大まかに言うとこのような経緯で相場が動いていると考えられます。

個人投資家の9割は負けトレーダーだ、という意味がよくわかる事例だと思います。
投機筋に踊らされているんですね。

よく『なぜ自分がポジションを取ったら反対方向に行くのか?後ろで誰か見ているんじゃないか?』
と思うことがあると思いますが、あなた個人を見ているのではなく、十中八九個人勢が行うポジションを、投機筋が見ているのです。


では実際のチャートで見てみます。
ご自分で考えながら見ていってください。


転換ポイント




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