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取引手法⑤ リテールを誘う動きの確認

相場が動くところはどういう所なのか?

トレードをする上で非常に重要な問題です。


それさえわかれば無駄に揉み合う相場に大事な資産をつぎ込むこともなくなります。
トレード(差益を狙うという意味)においては、自分の資産は長期に相場にさらすことなく素早く利確して手仕舞うことが理想です。

そのためにもボラティリティの高い瞬間を判断したいわけです。


相場が動く原動力は何か?

以前にも何度か書きましたが、私は【ストップロス(ロスカット)】こそがその原動力と仮定しております。

つまりリテール(大衆)のロスカットが大量に発生する場所、それこそがボラティリティが高くなる場所なのです。

逆算で考えると
『リテールのロスカットが大量に発生』するためには
『リテールの同じ方向の大量の注文』が入っていなければなりません。
そしてそのリテールたちが『間違った!』とポジションを手放すように仕向けなければなりません。

そういう場所がチャートでわかるのか?

わかります。
以前記事にも書きました。


リテールは刹那的な動きに従う傾向があります。

相場が下がると売りたくなり、上がると買いたくなるのです。

一気に下がってきた

どうですか?
こんなチャートになったら乗り遅れまいと売りたくなりませんか?

レンジから下がってきた!

長らく揉み合っていたのがようやく下に抜けてきた。
戻ってきたら売りたいと思いますよね。

それぞれどうなったかというと・・・

V字のあと急上昇
戻り売りのポジションも巻き込んで一気に上へ


こういう場所こそがリテールを誘いそれを裏切ることで発生する、ボラティリティが一気に高まる絶好のトレードポイントなのです。

しかし、よくよくチャートを見るとこんな場面は結構頻繁に存在します。
また、この初動の動きが正解でそのままトレンドが発生することもあります。

どれが純粋なトレンドで、何がリテールを裏切る仕掛けなのか?

その判断には2つのフィルターが必要です。

一つ目は上位足の目線です。

目線と反対方向の初動の大きな動きには乗らないことです。
しかもそこはチャンスでもあります。
疑いながら観察し、その初動が裏切られると判断できればポジションを投下するのです。

二つ目はSRゾーンです。

初動の大きな動きが、用意していたSRゾーンを抜けないことが重要です。
抜けてしまうと自分の優位性がなくなるのでトレードは控えるべきです。


下のチャートを見て
リテール勢を誘って
それを裏切り
一気に相場が動く
トレードできる場所はどこでしょうか?

少し考えてみてください。

上位足上昇相場

波の見え方は人それぞれですので
基本的に一律の正解はありません。

私に見える(私がトレードする)場所はこのようになります。

私の正解は

根拠は
黄色の短期水平線を一気に下に(リテールを誘う動き)
サポートを割ることなくその下げが全否定された。

リテール勢を裏切る


いかがでしょうか?

無味乾燥なチャートが見方を一味加えるだけで
色どりが生まれ、トレードチャンスが見えてきませんか?

是非ご自身のチャートで分析してみてください。



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