見出し画像

投機筋の動向に従う

前回の記事【相場が伸びるところを知る】でもお伝えした内容の具体例となります。

相場を大きく動かしているのはいわゆる
実需筋と投機筋
と言われています。

その中でも投機筋の動向。

これに注目したいと思います。


投機筋はその莫大な資金量をもとに相場を動かしてきます。
一番顕著なのは、今の相場のポジションの偏りを把握し、その逆を突いて相場を走らせ、ポジションの偏りを解消させ(または偏りを反転させ)相場を走りやすくさせて、それに乗り利益を取っています。

つまり、
大衆(リテール)の逆を突き相場が走る初動を狙い、利益を取るとすぐ逃げていく。
相場の一番いいところを狙って取っていく連中です。


そんな投機筋に乗っていくことが相場で利益を取っていくことになります。
大衆(リテール)と同じことをしてはダメなんですね。


では、投機筋の仕掛けが分かるのか?

100%ではないですがチャート上でその兆候は見て取れます。
いえ、少し不正確ですね。
チャート上で投機筋の仕掛けとして見てみると、合点がいく。
と言うべきでしょうか。


チャートで見てみましょう。


最近のドル円チャート

上のチャートでジリジリ上がっている場所。
これは相場がショート(売り)に傾いています。

え?相場が上がっているのに売りに傾いている??

分からなくなると思います。
しかしそうなんです。
FXは相対取引。
買うためには売る人間がいないといけないです。
買いたくても売る人間がいなければ買えないんです。

つまり、このチャートのようにジリジリ上がっているということは

買う人間が少ないから売っても売っても下がらないんです。
つまりショート勢が多いんです。

なぜ上がっているかと言うと、売っても売っても下がらないので、売りポジションを解消(ロング)したことによって上がっているんです。


一気に上昇している

場がショートだと把握した投機筋は何をするかと言うと
ショート勢のロスカットを誘発させるように買ってくるのです。

上のチャートで一気に上昇しています。
これがショート勢のロスカットと思われます。

ロスカットが一巡すると場がスクエア(中立)になります。
また、一気に上昇したのを見て、買ってくるリテール勢がいます。

だんだん場がロングに傾いていくんですね。

買い勢が出てくると売りやすくなります。
相場の転換ですね。

その初動を投機筋は狙っています。


今回は2度かかった。

このチャートの例では
1度目の仕掛けでは反転せずに、2度目の仕掛けで反転しています。

ロングだ!と思わされたリテール勢が買っても上がらず、ロスカットの下落を誘発しています。(今回は指標発表で下げましたが)


どうでしょう。

投機筋の動向(と思われる)がチャート上に示されているでしょう。


あなたは投機筋に従いますか?
リテール勢に従いますか?



いいなと思ったら応援しよう!