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【ドル円は下降トレンド入り?】10月30日週振り返り

お世話になります。
FXファンダリストのグースGOOSEと申します。

最近はレビュー数も増え、
週に100人以上もの方々に
記事にアクセスいただいております。

先日出した記事が好評ですので、
見ていただければ幸いでございます^^


いつもご精読いただき有難うございます。
少しでも良いと思えば、
いいねしてくださると幸いです。

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最近は音声配信ハマっています(笑)
楽しく配信してますので、
よかったら聞いてみてください♪

#023  ファンダ編 『イスラエル/ハマス戦争』③



先週の振り返りも含めてご覧いただけると
分かりやすいと思います。


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先週記事でも書きましたが、
今週は中期的にも重要なタイミングとなりました。

金利高によるリスクオフも終焉を迎え、リスクオン展開
相場が待ち望んでいた方向性となりましたね。

今週は日銀金融政策BOJ、FOMC、雇用統計
その他にも取り上げるものが多くあります。

多少長くなりますが、お付き合いください。


日銀金融政策BOJ


今回のBOJでは、YCCの微修正が行われました。

<参考>当面の金融政策運営について

YCC運用のさらなる柔軟化

長期金利上限を1%を目途とし、
毎営業日の指値オペが廃止され、
指値オペは適宜決定することになりました。

YCC運用のさらなる柔軟化としていますが、
内容に大きな変更はなく、
金融緩和継続の姿勢を見せました。

少し拡大解釈をすると、
これまで1%以内に押さえ込んでいた長期金利を
1%を少し超えることを許容する文言に捉えることができます。

ここ最近のインフレ具合、
来年再来年の見通しを見ても

YCC柔軟化という形で
長期金利は上昇しつつありますが、
マイナス金利解除はまだ先のようです。



FOMC


金利を据え置くことは想定済みでしたので、
パウエル発言に注目されていました。

重要な発言だけピックアップすると、
「インフレ率を目標2%に引き下げることに強くコミット」
「労働需要は依然として供給を上回る」
「利上げを慎重に検討することが大切である」
「利上げ停止後の再開は必ずしも困難ではない」
「今の段階で利下げの検討は協議していない」
「世界の地政学的なリスクは高まった」
「物価安定回復には、依然として成長鈍化と
 労働市場の軟化が必要な可能性が高い」
「サイクルの終わりに近づいている」

この発言には
タカハトどちらも含まれています。

ただ政府の思惑としては、
タカ的にならないよう心掛けていたでしょう。

これまで積極的に金利を引き上げて
経済にブレーキをかけるフェーズは
ほぼ終焉を迎えようとしています。

あとは実質金利によって
ジワジワと成長鈍化を促すまでです。

現在の物価や経済の底堅さ、
ドットチャートや発言より
12月の利上げに関しては不透明です。

また12月の利上げがスルーだとしても
その後の利上げも想定する必要があるでしょう。

ただし、現状見える限りの金利高は
ある程度折り込まれつつあります

米金利や株については、
雇用統計含めてお話しします。



雇用統計


investing.com

雇用・賃金・失業率ともに
予想値を下振れてきました。

よって方向性としては金利安リスクオン
相場の行きたい方向性に動きましたね。

これまでの推移を見ていても順調ですね。

その他、
米ADP全米雇用報告(結果+11.3万人、予想+15.0万人)
米ISM製造業景況指数(結果46.7、予想49.0)
など、市場予測を上回るさえない結果となっています。

これら含めて米金利についてお話しします。



米金利

先ほどのFOMCでも述べたよう、
米金利は折り込まれつつあります

もうしばらく利上げしないとなると
米金利は利下げを折り込んでくるでしょう。

しかし、順調にいったとしても
それはもう少し先の話です。

いまは米金利高が折り込んだとしても
ある程度のところで落ち着きます。

米債券利回り 2年/10年/30年 日足

いまある材料ではこれ以上の金利安は限定的であり、
CPIや12月の据え置き等が必要でしょう。

よって本格的なドル安は時期尚早と判断します。



ドル円

ドル円実質レンジ 148.800-151.750
(終値 149.300付近)
ドル円予測レンジ 147.500-151.500

10月30日週ドル円チャート

ドル円は今週乱高下で300pipsの値幅となりました。

大きく上昇するきっかけとなったのは
BOJによる金融緩和継続と
YCC修正内容サプライズ感無しによる反動でしょう。

それによって151.750まで上昇したものの、
152手前の売りを背に調整で下げていました。

しかしそこにFOMCでの金利高折り込みと
債券ショートポジの解消により金利安へ。

その後の雇用統計によってドル売りは加速し、
149.300まで戻す展開となっています。

もう年内の利上げはないだろうという観測の元、
金利安を折り込みに向かっていくので、
今後ドル円は下落していくと思われます。

ただし、ドル円下落の本格的化はまだ先と考えております。

FRBによる金利高維持示唆
日銀による継続的な金融緩和

とファンダ的にドル高円安トレンドが
変わるにはまだ材料不足です。

短期的にはFRB利上げ観測後退ですが
その影響もある程度で落ち着くでしょう。

雇用統計では下ぶれたものの、
指標から100pipsの下げで止まっていること
週足安値を割ってこなかったことからも
未だドル円の底堅さが見て取れます。

ただし引けにかけては、買戻しも弱いことから、
来週はじめはドル安で推移する想定です。


株式

これまで金利高の折り込みで
そろそろ強い買いが入るとお伝えしてきましたが、
その買いフォローがようやく来ました。

元々10月初めで来たと思っていましたが、
戦争リスクによって先延ばしになっていました。

FOMCや雇用統計が金利安になったことで
株価はかなり買いやすい状況になりましたね。


dou30


日経225

ダウは4.5%以上、ナスダック/S&P500は5%以上
日経は金曜祝日でしたが、先物では5%以上急伸です。

年末にかけて相場は上向きになることを望んでいますので
このままCPI、FOMCと良い材料であると良いですね。


振り返り要約


米金利高は折り込まれ、
FOMC/雇用統計後に金利安へ。

しかしそれもある程度で落ち着き、
さらなる金利安には材料不足。

しかし株式市場にとっては好感触であり、
来週も続伸する可能性あり。

ドル円は金利安によって下落中だが
本格的な下落にはまだ早い状況。

方向性がわかりづらい状況で
来週同立ち回っていくのか。

ここで一旦今週振り返りとします。
次記事にてご覧ください。


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次記事書きました。
よかったらこちらも併せて読んでください。


今回もご精読頂き
誠に有難う御座いました😄

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