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【日銀は政策変更するのか?】12月4日週振り返りと12月11日週シナリオ戦略
お世話になります。
FXファンダリストのグースGOOSEと申します。
最近はレビュー数も増え、
週に100人以上もの方々に
記事にアクセスいただいております。
以前出した記事が好評ですので、
見ていただければ幸いでございます^^
いつもご精読いただき有難うございます。
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↓ #025 新NISAについて
振り返り含めてご覧いただけると
分かりやすいと思います。
はじめに
今月に入り、いつもの相場とは
違う印象を持たれている方も
いらっしゃるのではないでしょうか?
それは先週からお伝えしている
年末ラリーの影響も加味する必要があります。
相場は今週で「今年は終わり」と
判断する人も多くなり、
かなり相場が薄くなってきます。
欧米の休暇による手じまいや
来年を見越したポジション整理があるので
相関が効きづらくなります。
またファンダメンタルズ的に見ても
転換期に差し掛かっています。
相場材料を整理したうえで
年末年始、相場の濃淡を考慮する
必要があるかと存じます。
折角今年勝ってきた利益を
12月でマイナス圏にする人もいます。
少し肩の力を抜いてみてはいかがでしょう。
とはいえ、今週はCPI/FOMCと
今年最後の大相場となりそうです。
それでは先週の振り返りからいきましょう。
12月4日週振り返り
米金利と株
金利
米金利はこれまでの下げから一旦落ち着き、
10年債に関しては利回り4%の壁は
今の材料からは下回ることは難しいでしょう。
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そして今週の指標としては、
米PMI 50.7(予測50.7) 前回50.7
ISM非製造 52.7(予測52.0) 前回51.8
LOLTS 8.733M(予測9.300M) 前回9.350M
ADP非農業 103K(予測130K) 前回106K
失業保険申請件数 220K(予測222K) 前回219K
特に気になるところはないですが、
JOLTSは今年で最低なので目立ちますね。
雇用統計は少し丁寧に見ます。
12月8日 雇用統計
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今回の結果だけ見ると
改善傾向ではありますが、
まだ様子見が必要な段階です。
ここ最近の経済指標は
雇用も消費も弱くなっており、
今回結果だけで市場の回復とは判断できません。
そして金利に関しても
金利安をある程度織り込んでいたことによって
0.1%以上の上昇に転じたものと思われます。
金利市場は、
CPI/FOMC、特にドットチャート待ちであり
特に方向性は出ない週となりました。
株価
金利がある程度底を打った感もあり、
株価も上昇は一旦落ち着いています。
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今後の金利安への期待もありますが
リセッション警戒もあることから
方向性は見出しにくくなっています。
ただし、日本株に関しては
日銀のマイナス金利解除の思惑より
やや下落基調となっています。
12月のBOJまでは
日本株は金利安でも上昇率が
限定的になると思います。
日銀政策変更観測について
今週はドル円が141円台まで下げましたが、
植田総裁の発言によって
マイナス金利解除の思惑に偏り、円高となった次第です。
植田総裁は7日に参議院財政金融委員会での答弁で
「年末から来年にかけて一段と
チャレンジングな状況になるとも思っている」
と発言しました。
チャレンジング=マイナス金利解除
と捉えられるものです。
また7日午後には首相官邸で
岸田さんと面会したこともあり、
よりその観測が高まったのでしょう。
ちなみに氷見野副総裁は6日に
「賃金・物価の好循環よく見極め、出口を適切に判断」
と若干の臭わせ発言もしていますが、
賃上げの重要性を繰り返し発言していたため、
まだ慎重な判断をしたいのでしょう。
・
日銀は何をどれくらいの水準で
判断しているのかは不透明ですが、
賃上げを伴う基調的なインフレ
が日銀のミッションです。
現在の日本の物価は、
コアコアで4.0%を達成し、
目標2%よりも大幅に上振れしています。
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名目上の賃金データは増加傾向ですが、
12月8日の実質賃金データでは
-2.5%と十分な賃上げは達成できていない状況です。
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消費動向に関しては、
悪くはない水準で推移していますが、
もう少し強い消費を促したいところです。
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以上の日本の状況から、GOOSEは
金利を上げて良い状況と考えておりません。
日本でのマイナス金利解除の
影響はかなり大きいと思いますので。。
・
しかし、これまで円安によって
良い思いをしてきたのは主に輸入企業であり、
賃上げも大企業にとどまっているように思えます。
よってコストプッシュによるインフレは
ほどほどで良い水準に来ているかもしれません。
つまり私が推測しているのは
チャレンジング=マイナス金利解除
という意味合いも含まれるかもしれませんが、
YCC撤廃やその他の政策によって
円安をけん制するようにするかもということです。
岸田政権も減税や補助金によって
需給GAPを埋めようとしています。
世界経済の見通しが難しいので
かじ取りは苦戦しているように思えますが、
日本はもう少しで良い方向に
向かっていきそうだと思います^^
そのためには金融緩和を続けながら
行き過ぎた円安誘導は終わりかもしれません。
・
12月に日銀がどのように政策変更してくるか
を予測してトレードするのはギャンブルです。
ただし、
もし利上げをしたら?
緩和継続でYCC変更したら?
などシチュエーションを考え、
準備しておくのは良いと思います。
BOJは来週なので記事に記載します。
ドル円
ドル円実質レンジ 141.500-147.500
ドル円予測レンジ 149.000-144.500
ドル円終値 145.000付近
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上記のマイナス金利解除の観測で
円高に振れた週となりました。
個人的には想定以上に
円高に推移したと考えており、
年末で新規の買いが入りにくい相場で
ドル買い勢のロスカットを巻き込んだと
考えております。
日銀のマイナス金利解除とはいえ、
あくまで観測レベルにとどまりません。
いつもの相場であれば、
ここまで反応はしなかったでしょう。
・
上記で伝えたいことは、
12月はそのようなイレギュラーな動きがある
141レベルまでの急落後に売りは慎重に
の2点です。
こういった臨機応変な情報は、
オプチャにてお伝えしております。
ドル円は141.500まで急落後に
雇用統計の上振れもあり、
145円付近で着地しております。
12月11日週シナリオ戦略
CPI/FOMC
12月12日 CPI
12月13日 FOMC
年内最後のビック指標で
これらをこなすと
相場はかなり薄くなります。
特に重要なのがドットチャートです。
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現在の金利水準と2024年の見通しでは
利下げが3回織り込まれる想定です。
ここがどうなるかですが、
たとえ上振れて3回⇒2回としても
ドル円が152まで戻ることはないでしょう。
詳細はCPIをみてシナリオ決めますが、
ドル売りが加速しやすく、
ドル高としても限定的と想定します。
・
個人的には、年末ということもあり、
方向性は見出しづらく
ややこしい動きになると思います。
個人的には、
持っているドル売りが伸びるのを待ち
利確を考えることをメインで考え、
新規ポジを持つ立ち回りは
あまり得策でないように思えます。
金利/株
CPIやFOMC次第となりますが、
方向性のイメージのシナリオが多く、
記述は控えることとします。
しかし、金利安の織り込みすぎには注意で
年内に株高まっしぐらのイメージはもっていません。
もしドル高になったときは、
押し目買いを狙うかもしれません。
ドル円
※今週はレンジは記載しません。
こちらもCPI/FOMC次第です。
日銀のサプライズ観測に
なにかしら追加情報があれば
円ベースで動くでしょう。
ドル円は上昇しづらいとは考えますが、
ドル円が141.500を割るとすれば、
FOMC以降と考えます。
テクニカル的には、
こちらのトレンドラインは
意識されるでしょう。
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GOOSEは、今週は手を出さないほうが
いいということを念頭に立ち回ります。
今回もご精読頂き
誠に有難う御座いました😄
シナリオを元に
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