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【底堅い米金利と続く円安】23日(火)日銀金融政策決定会合や31日(水)FOMCなど

お世話になります。
FXファンダリストのグースGOOSEと申します。

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↓ #025 新NISAについて


相場には流れもあります。
先週振り返りもご参考ください。



米国経済

米国経済は年内利下げ期待がゆるぎない中、
消費の底堅さによって米金利も底堅いです。

ただしインフレ指数は低下しており、
インフレさえ低下すれば利下げは可能なので
利下げ期待相場に変わりはありません。
更に未だインフレ再燃には至っていません。

利下げ期待もあり、株価は上昇していますが、
このまま消費の底堅さが続くと
インフレ再燃リスクにも注視しておくべきでしょう。

改めて、現在は利下げ織り込みがコンセンサスで、
インフレ指数は勿論、雇用や消費から
具体的な利下げ時期を探っている状況です。

年内利下げ6回を想定しているような状況であり、
3月利下げは見送りとの見方が多くなってきています。

3月どうなるかについては、
2,3月指標が重要であり、
旧正月後までは相場は薄く
不安定な状況を考えておくべきでしょう。

では今週米指標の
GDPやPCEについてご紹介します。

GDP/PCE

米GDPの半分以上が個人消費によるものと
言われておりますが、4QのGDPは

3.3% ’(予想2%) 前回4.9%

消費の強さとは裏腹に物価指数は低下がみられました。

PCEコア価格指数は6カ月間の年率ベースで12月に1.9%、2カ月連続で2%を下回っています。3ヶ月間の年率ベースでは1.5%となっており、FRBが目標としている2%以内ではあるが、いくつかあるうちの1つになります。

26日(金)に発表された個人消費支出では、
コアも2.9%と2%台となっています。


米金利

今週はPCEで物価指数の低下によって利下げ期待が若干先行しましたが、消費の底堅さが続くことや利下げまでにデータ確認がまだ必要なことから、米金利も底堅さが続いています。

どこまで米金利が上がるのかに関しては、以前にもお伝えしましたが、よくわからないです。そこまで上がらないとは思いますが、利下げ時期が後退すれば底堅さは続くと想定しています。

米金利は下がることよりも上がらないことのほうが重要であるとの見方もあり、次にお伝えしますが株価の推移にも表れています。

米国株

今は決算時期であり、テスラやインテルなどが暴落するなど一部不安材料はあるもの、ダウやナスダックは過去最高高値を更新し、これは利下げ期待に加えて、消費の底堅さが起因しているものと思われます。

さらなる利上げリスクやショックが想定されるまでは、多少の調整下げはあっても底堅さは続くと思われます。

年内に話題になるかは分かりませんが、利下げの折り込みすぎに加えて、戻らない消費の弱さが続くと、大きめの調整があることは想定しておくべきでしょう。




日本経済

日銀金融政策決定会合

政策内容に変更なく、一時円高になったものの、円安は健在です。

植田総裁は「見通しが立てばマイナス金利解除を含む緩和策の継続の是非を検討」と利上げを匂わせ、「基調的なインフレの確度が高まっている」と何回も発言していました。

ただし、マイナス金利を解除したとしても緩和措置を維持する姿勢を指名していることから、日銀の金融政策による持続的な円高はないでしょう。

ドル円に関しても継続的に円高とはなっておらず、米金利が低下しないと本格的な下落とはなりにくいです。今後も米金利安になっても、米金利の利下げはスローペースが想定されますし、日本の緩和的姿勢は変わりませんので、ドル円は安定して推移すると思われます。

日銀植田総裁のコメントからも年内のマイナス金利解除はほぼ確実ではありますが、円安は続くでしょうから、ドル円の押し目はチャンスでしょう。

日本株

日経平均株価は37000をつけ、今後のマイナス金利解除にむけた調整もあるかと思いますが、日銀の持続的に緩和姿勢を維持していますので、そこまで悲観的になることはないと思います。

春節前や月末リバランスの動きもあると思いますので、2月中旬までにも日経下落していたり、ヨコヨコ推移していれば仕込むと思います。

26日に発表された東京インフレ速報値は、少しインフレ下振れになっておりますが、コア指数は3.1%であり、総合値が下落しているのはエネルギー物価が低下しているものです。このままインフレが鈍化し続けるとあまりよくないですが、春闘では良い結果が出そうでありますので、今後の実質的なインフレにも期待が高まります。

世界経済の動向にもよりますが、持続的なインフレや日銀の緩和的な姿勢を加味すると、日本は底堅く推移することができると思います。



1月29日週の見通し


今週は米国ではFOMCやISM・雇用統計が予定されており、英国ではBOEもあります。

FOMCでは発表にサプライズはなく、次回FOMCまで、まだデータを見る時間はありますので、パウエル発言でも特に目立った内容は無いと思います。

しかし最近の利下げ織り込みによる時期尚早感に牽制をかけてくると、多少米金利高株安圧力になるかもしれません。といっても大きな動きにはならないでしょう。どちらかいうと雇用統計で賃金低下や雇用悪化材料となるほうが、金利安材料となりそうです。

あとは月末になりますので、日本時間では円高、欧州ではユーロやポンド買いになることも考えられますので、相対的に前半はドル売りになるかもしれません。

月末フローやFOMC、ISMや雇用統計と上下に振られる可能性も一方方向にいく可能性もありますので、無茶しすぎに伸びればラッキーくらいで挑みましょう。


今回もご精読頂き
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