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054 目的が未来をつくる

バックキャスティング発想で未来をつくる

たしかに何もしなくても未来はやってくる

でも、待ちの姿勢で楽しいかと言ったら疑問だよね

最初に自分の「人生目的」でも掲げて、それに向かって生きる

こういうやり方をバックキャスティングと言うんだけど、これが楽しい人生をつくり上げる最善の方法だと思っている

バックキャスティングとは?
最初に目標とする未来像を描き、次にその未来像を実現するための道筋を未来から現在へさかのぼって記述するシナリオ作成手法のこと
現在から未来を探索するフォアキャスティングと比較して、劇的な変化が求められる課題に対して有効とされている

NTT R&D Website

目的が成長につながる

実は目的があるかないかで世の中の見え方はだいぶ違う

簡単に言えば次のとおりかな

  • 目的ある人にとっての世の中は楽しいゲームフィールド

  • そうじゃない人にとっての世の中は苦役の場

目的が明確なら、あれやこれや悩まず「どうやって目的に一歩でも近づけるか?」だけ考えればいいから気分も楽だよね

そして目的に一歩でも近づいたら「成長したなあ」と実感も持てるはず

目的が学習効果を高める

目的と言うと、人生目的みたいに長期のものを思い起こすかも知れない

でも、そういう長期的なものだけが目的ってわけじゃない

例えば、研修目的みたいにその日のうちに完結するものもある

研修を受ける際、「今日はこれをしっかり覚えるぞ」と目的を持てば、学習効果は格段に上がる

短期、長期に関わらず、目的は進む方をを絞り込む効果があって、何をするにしても効率アップにつながるんだよね

目的の無いと退屈になる

「ああ、退屈だなあ…何か面白いことないかなあ…」

こういう気持ち、誰でもあるんじゃない?

でも、しっかりとした目的を持つと、こういう気分はほとんど現れなくなる

つまり、目的がないからヒマなんであって、目的を持って、それに向かって何をやっていれば面白い出来事に必ず出くわすってことだ

目的が人を巻きこむ

目的を持ってあれやこれややっていれば面白い出来事に遭遇する可能性は高い

その中でもっともワクワクするのは、たぶん「出会い」だろう

巻き込み、巻き込まれ

これに遭遇した時、次のステージはやってくる

人生とはそういうものだと思っている

目的を持てばルーチンワークも学習ツールになる

目的の有用性は分かった

でも日々のルーチンワークはどうする

楽しくないし、辛いし、でもやらなきゃならない

なんて疑問を持った人もいるだろうけど、ルーチンワークだからと言って必ずしも「目的外」とは限らない

目的さえしっかり握っていれば、どんなルーチンワークだって楽しい学習ツールになるんだよね

例えば、今WBCの真っ最中だけど、選手たちの雰囲気をみれば分かると思う

彼らは厳しく大量のルーチンワークを抱えているはずだけど、たぶん365日24時間常に楽しんでいると思う

これもまた目的効果だと思っている

目的とは「楽しい」の言語化

ここまで目的について語ったけど、私にとって「目的」とは「楽しい」とほぼ同義なんだよね

例えば、子どもの頃の遠足前夜を思い起こしてもらいたい

明日の遠足では〇〇君と▲▲しよう

✕✕を観よう

バスの中でおやつを食べよう…

そんなこんなを想像をしてワクワクしていたんじゃないかな

これもまた目的効果である

目的を持ったから楽しくなったってこと

目的の無い人を見つけたら一緒に目的を見つけよう

さて、目的効果について話してきたけど、この効果を自分だけに留めていたらもったいない

なぜなら目的は「共通目的」へと昇華された時、より強い効果を発揮するからね

それだけ人は「意味のあること」が好きってこと

単なる集団だって、ひとたび共通目的を持ったなら、自然にコミュニケーションがはじまり、一人一人に貢献意欲が湧いてくる

これが目的の持つ力である

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