🔖ちょっと特別な人がいい|恋とそれとあと全部
この文章を見て、かわいくて胸がきゅんとした。かわいいという気持ちには、わかるという共感と、いいなという憧れと、この物語が好きという感情が混じっている。かわいいと思っちゃう。
住野よるさんの『恋とそれとあと全部』を読み終えた。
主人公の男子高校生は同じ学校の女の子に片思いをしていて、「下宿仲間でクラスメイトで友達で、恋人」は2人が付き合おうとなった時に出てきた言葉。この2人だからこその関係性。恋愛という枠を飛び越えて、その人自身を見て好きになったのだなと思う。
恋愛の形は人それぞれで、どれが良い悪いと言うつもりはないけれど、私だったら、相手に対する絶大的な信頼と安心感を抱けるものがいい。恋のときめきだけではない、一緒にいて心地いい人。これを表す的確な言葉が私にもわからないから「恋人のような家族のような一緒にいて安心する」関係だと説明する。
恋人という特別な存在だけれど、家族のような友達のような。
日常にいる、ちょっと特別な人。
そんな関係性が微笑ましいなと思った。
...
『恋とそれとあと全部』
恋を知らなくても読んでほしい。
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