ヘルメット

めっちゃ寝るし食べるチビ

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最近の記事

聖地巡礼日記

「青い春」という、私が邦画で一番好きな映画がある。幾度と無く観ているのだが、先日友人と改めて観賞した際にいたく心を動かされ、撮影地を訪れようと決意した。 調べてみると東京の多摩に存在し、廃校になった校舎で撮影されていたことが分かった。 決行日当日。時間をしっかりと定めないと人はどこまでも怠惰になってしまうようだ。15時過ぎに家を出て、最寄駅である京王永山駅に到着したのは太陽も沈みかけた16時半頃だった。開発が進み、巨大な団地の群がひしめくその街をやや駆け足で急ぎ、撮影地の廃校

    • 久しぶりに

      前回のnote更新、11月30日から、約7ヶ月が経過した。その間に何があったのだろうと振り返ってみると、情けない理由で会社を退職し(実質クビ)、京都を離れ東京に戻り、グダグダと無職を謳歌し続けている。これには両親もびっくりだろう。日雇いやなんかをしながら食い繋ぐ毎日である。 「暇だし働きたい」という人間が一定数存在するが、これまで暇になったことがないので全く気持ちが分からない。眠いときに寝て、腹が減ったらご飯を食べ、溜まる洗濯物や洗い物を処理すれば1日はあっという間に過ぎる。

      • 1人寺巡り

        京都には、学校の授業で出てくるような歴史の遺産が山程存在する。古典の授業で習った「仁和寺の法師」も、京都が舞台の話である。 仁和寺の法師が石清水八幡宮を拝みに行こうとするが、そのふもとの高良神社と極楽寺を石清水八幡宮と勘違いして、その二つだけ参拝して帰ってしまう と言った内容なのだが、それらを実際に参拝するというブログを見つけた。 https://www.kyoyodo.com/article/中2国語-徒然草より「仁和寺にある法師」探訪記/ まあブログに全て書いてあるの

        • 潜入レポ@屋台ら〜めん

          先日帰省した際、夕食をどこで食べるかという話になった。「チェーン店で良いけど、宮城にしか無さそうな店が良い」という自分の希望を伝えると、連れて行かれたのはここだった。 以前も書いているこの店。あの昭和か大正か分からない絵は無いが、店内に入る前から既に、現存する他のチェーン店とは一線を画すレトロな雰囲気がムンムンである。 店内も外見のイメージと変わらない雰囲気。恐らく以前まで喫煙可であったろう黄ばんだ壁、一切開けていないと思われる汚れた窓、水の入ったピッチャーが置かれたスチ

        聖地巡礼日記

          ネックレス

          女性向けのそれと比べて、男性向けのネックレス選びは選択肢が少なく困難を極める。どうしても男性のネックレス事情は画一的で面白味に欠けるものになり、金に余裕のある物はゴローズやクロムハーツを選択し、金に余裕の無いものはそれらを模倣したデザインのネックレスを着けている。 どんな服装にもマッチし、尚且つ悪目立ちしないデザインのネックレスを探し続けている最中、Supremeの投稿を見つけた。私が注目したのはモデルが着ている今シーズンのTeeでは無く、首元に着けている有刺鉄線のネックレス

          ネックレス

          選民思想キモすぎ

          THE SECONDを観た。予選はそんなに追ってなかったけど、面白かった。ギャロップ優勝おめでとうございます。 流れ星瀧上が「フランス映画」と評した三四郎のネタを観たが、めちゃくちゃお笑いマニアに寄せたネタだった。審査員がお笑い好きの素人100名なのでそこを攻めるのは賢い選択だし、瀧上のそれは負け惜しみにしか聞こえない発言ではあるのだが、ゴールデンのテレビで披露するようなネタでは無かったのは確かである。 笑いというものは幾つかあるが、頭の片隅にあるけど普段は忘れていたり、

          選民思想キモすぎ

          知らなくて良いこと

          私は高校の頃からメルカリを使用している「古参」で取引は既に300をこえるヘビーユーザーである。主に衣服の購入に利用しているのだが、最近は衣服に限らず何かを欲しいと思ったときに楽天やAmazonを見る前に一度メルカリで検索をかけてみるくらいには依存している。そんなメルカリをはじめとした二次流通のマーケットは転売ヤーの巣窟として非難を浴びることが多いが、近年はコロナの影響もあり古着屋の仕入れ先の一つとして利用されることも増えてきているという。以前は古着屋といえばアメリカやヨーロッ

          知らなくて良いこと

          ドーナツ

          古着屋JAMのオンラインを久々に開いたら、残り2日に期限が迫った1500円分の誕生月ポイントがあったので、河原町での美容院終わりついでに店舗へ向かった。自分で購入した際に付与されたものではない、勝手に付与されて勝手に消えるポイントに対して使命感を感じてしまうのは、まんまと企業の策略にハマっているに違いないのだが、そうと分かっていても足を運んでしまうのが私の性根である。 と言っても行くのは接客と値段がしっかりつくJAMの方ではない、ロープライスでエコなLOWECOの方だ。有象無

          ランニング

          昼間に起き、ご飯を食べた後にひたすら何をするでもなくだらけにだらけたある休日の夜、自分は京都で一人でこんな体たらくで良いのだろうかという焦燥感に襲われた。まあそんな焦燥感に襲われることはしょっちゅうなのだが、どうしようもなくなって突然走りたいと思った。ロフトに放り投げてあったアシックスのランニングウェアに着替えたまでは良かったものの家にランニングシューズが無いことに気づいた。いつもの自分ならそこで今度買おう〜となってベッドに入って終了なのだが、そうはならずに手持ちのスニーカー

          ランニング

          信号無視

          世の中の人間の中で、赤信号を渡ったことがない人はいないのではないだろうか。勿論信号無視は道路交通法違反の歴とした違法行為なのだが、地域問わず短めの横断歩道を中心によく見られる行為である。大勢が信号待ちをしている横を颯爽と通り過ぎて信号無視する人はそこまで多くはないが、人気も車も無い道路で信号無視する人はそれなりに多そうだ。誰もいない深夜の道路、絶対に向こう側の歩道に渡れることが99.9%確定している状況で信号待ちをして立っているのはかなり無駄に思えてしまうし、何だか滑稽である

          第一回東京小旅行

          突然三連休が取れることが分かったので、この機会を利用して久しぶりに東京を訪れた、と言うかあまりにも関東方面で行きたい場所が多すぎる為これから定期的に連休を取って東京に行くことを決断した。本文章はそれの第一回目の記録である。 10/16 前日夜からの送別会を終えて家に帰宅した朝6時頃から支度やらを開始。寝てしまわないことだけに意識を集中させ、東海道新幹線で東京方面へと向かう。本日の目的地は東京都東村山市秋津。ギリギリ東京都を名乗るこの街に友人が住んでいる為、池袋駅から人生初めて

          第一回東京小旅行

          屋台ら〜めん

          先日、連休を利用して地元に弾丸帰省を敢行した。弾丸の言葉通り、1日目の朝に到着し2日目の夕方には帰りの新幹線に飛び乗ったので実家の家族と祖父母に会いに行ったくらいだが、久々の地元の景色を堪能してきた。そんな2日間で最も懐かしさを感じた瞬間が、この看板を目にしたときである。 恐らく昭和を彩った名俳優なのだろう、映画か何かのワンシーンを切り取ったかのようなイラスト。この画像の店舗だけでなく、国道沿いに何店舗か存在する(イラストは異なるものの、絵のタッチは同じ)のを見るが家族の誰

          屋台ら〜めん

          文字

          私が書いた文字を見た人の殆どは、女性が書いた文字の様だと言う。それは私の思惑通りであり、褒め言葉である。なぜなら私はその様な文字に憧れ、努力を重ねてきたからである。 男性が書く文字は非常に乱雑であるか、達筆であるか、それか左利き特有の少し崩れた文字かの3種類で9割を占めるだろう。私はそのどれでもない、女性特有の丸文字に憧れた。 文章で説明するのは難解なのでネットから画像を引っ張って来た。これをギャル文字と言うのかは不明だが、私が中学生の頃目指していた究極体に非常に近しい。男

          二郎系

          (ラーメン二郎の画像を使っていますが、今回の店は二郎「系」であり、二郎のことではない) 私の彼女は私より二郎系ラーメンを好んでいる。あんな臭い飯は男の食べ物だと思っていたが、女でも好きな人間は好きらしい。どのくらいそれを好むのかと言うと、コンビニで600円くらいで売ってる「とみ田」や「歴史を刻め」を冷蔵庫にストックし、食べたいときはコンビニをハシゴしてまで探しに行くくらいである。僕も大食いには自信があるので、一緒に店舗に行くときは「もし食べきれんかったら代わりに食べるから大

          おばさん

          私が勤務しているビルには清掃員のおばさんがいて毎日昼頃に雑巾で窓や手すりやら拭いていくのだが、その雑巾がどうにもこうにも生乾き臭い。恐らくその日使った雑巾を室内で干しているのだろう。その臭いは常軌を逸する程であり、店前のエアカーテンの力も作用して店内にまで侵入してくる。私はそのおばさんが拭き掃除を終えた後に速攻でナグチャンパを2本一気に焚き、せめて自分の鼻だけでも誤魔化すことにしている。 ふと、そのおばさんのことを考える。おばさんは真剣に愚直に、ただ拭き掃除に取り組んでいる

          異国の地

          私は現在、縁もゆかりもない京都府にて日々を過ごしている訳だが、出身は道のりにして約800キロ程離れた宮城県であり、当たり前と言えば当たり前だが住み始めて半年が過ぎた今日でも自分が東北人だという気持ちを強く持ち続けている。京都を中心とした関西圏は古くから栄え続けており、歴史の教科書に載るような戦や事件の殆どは関西地方で起きている。しかしそれと比べて東北地方が歴史の教科書に最初に登場するのは所謂「蝦夷」と呼ばれる訳もわからぬ異国の荒くれ者であり、どうも歴史の分野では仲間外れされて