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「JB3世にシナリオの作り方を聞いてみた」 『新たなるコボルトの悩み』 そろそろ夕食の時間である。 だが今日もなぜかコボルトが呼びにこない。 まったくあいつは何をしているのか。 「うーん、んんん……んー!」 わしの思ったとおり、番頭コボルトは文机の前で唸っておった。 「なあ、おい」 「うーん……! はっ! JBさま!」 「どうした?」 「も、もう、頭の中が空っぽです! なにも思いつきません!」 「そうか。そしてわしの腹の中も空っぽなのだがな」 「へ?」