【朗読】ふたつの舟
文月悠光
00:00 | 00:00
きみと夏の終わりの舟になる🍹
〈きみとわたしは その近さゆえ
グラスの氷みたいに
カランとぶつかりあって、
ちいさな世界をひとめぐりする。
踊りましょう、もう少しだけ
どうか夏が終わるまで。
透明なふたつの舟はやがて
ひとつの海に溶け落ちて
水底でやすらかに息を絶やすのだ。〉
詩「ふたつの舟」文月悠光
*「婦人之友」8月号ミヨシ石鹸さん広告より。
毎月、裏表紙広告欄に詩を書き下ろしています✍️🍧
写真:岩倉しおりさん
▶︎過去の詩は、ミヨシ石鹸さんFacebookページでも公開中🌠
https://www.facebook.com/miyoshisoap/
http://www.miyoshisoap.com/
〈きみとわたしは その近さゆえ
グラスの氷みたいに
カランとぶつかりあって、
ちいさな世界をひとめぐりする。
踊りましょう、もう少しだけ
どうか夏が終わるまで。
透明なふたつの舟はやがて
ひとつの海に溶け落ちて
水底でやすらかに息を絶やすのだ。〉
詩「ふたつの舟」文月悠光
*「婦人之友」8月号ミヨシ石鹸さん広告より。
毎月、裏表紙広告欄に詩を書き下ろしています✍️🍧
写真:岩倉しおりさん
▶︎過去の詩は、ミヨシ石鹸さんFacebookページでも公開中🌠
https://www.facebook.com/miyoshisoap/
http://www.miyoshisoap.com/
いいなと思ったら応援しよう!
投げ銭・サポートは、健やかな執筆環境を整えるために使わせて頂きます。最新の執筆・掲載情報、イベントなどのお知らせは、文月悠光のTwitterをご覧ください。https://twitter.com/luna_yumi