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【川越魅力発見】菓子屋横丁

菓子屋横丁・・・・英語に直すとCandy Alley。ぴったりではないけれど、それらしい表現だと思う。

私は川越の観光地「蔵造りの町並み」の近くにある菓子屋横丁を訪れた。
・・・・実はここには何度も来ているのだが、何度来ても楽しい。

なんというか、懐かしい子供時代を過ごした昭和の時代を思い起こさせてくれる。
祖父母の家の近くにある駄菓子屋さんにいってワクワクしながら駄菓子を選んでいた頃を。

今は子供がお菓子を買う、となると大型・中型ショッピングセンターに行けばよいし、昔ながらの菓子屋さんが並ぶ通りに行くかなくてもいい。
・・・・そもそも菓子屋横丁は現代の日本では珍しく、私の知る限りでは川越のここでしか見たことがない。
だからここは貴重なのだ。

さて、菓子屋横丁に曹洞宗の養寿院があり、江戸時代にはその門前町として栄えた、とされる。
歴史的には江戸時代から庶民的な菓子を製造・販売をしたのだろう。

そしてこの川越の菓子屋横丁が繫栄したのは1926年の関東大震災以降。東京の菓子問屋が多かった神田・浅草・錦糸町が打撃を受けてしまったために、代わって川越の菓子製造が盛んになった。その名残で現代まで菓子屋横丁が生き残っている。

川越市の観光案内所に置いてあった「菓子屋横丁味めぐり」というガイドによれば、ここの菓子屋横丁の菓子屋は最盛期で70件に増えた、とされ(今では想像できない)

シソパン・千歳飴・金太郎飴・麦落雁・水ようかん・かりん糖
など数十種が製造されていた

とある。

私が一番興味を持ったのが「金太郎飴」(正式な名は組飴)。

老舗の菓子屋である「松陸製菓」さんや「玉力製菓」さんに行くと、色や、模様がなんとも可愛らしい金太郎飴が目に入る。
金太郎飴とは手作業で飴の板を組み合わせて切り口に模様を出す伝統的な製飴の技術で、そのすご技、というか芸術作品を思わずじーっと見てしまった。

伝統的な手作業でできた組飴。芸術作品だ。



お店の人のお話によれば、季節の模様が入ります、とのこと。でも、どうしてこんな模様になるのか、私には不思議・・・・。

玉力製菓さんのひまわりの模様の組飴


確かに、この夏の暑い時期らしい、ひまわりの模様が入っているではないか!

あまりに可愛らしく、色も素敵で思わず買ってしまった。
それにしても、これらは、伸ばした飴を熱いうちに重ねて模様が出るようにして、細く伸ばして切る、という工程なのだが、芸が細かい!

一体、どのようにしたらひまわりの模様ができるのか・・・・と職人技だなあ、と思わず見入ってしまった。
昔ながらの技術なのだろう。

ガイドブックによれば、見学可能とのことで、
次回は予約を入れて、その組飴ができる工程を見に行きたい、とも思った。

玉力製菓さんでは試食の塩飴をいただいた。

宝石のような飴


川越一番街のそばにある菓子屋横丁の案内図

お店の門構えや使用されていた昔からの箪笥などは、今の時代では珍しくて、横丁の雰囲気にマッチした年代物の美しさがある。

さて、この横丁の良さを動画でも伝えたい!と思い、1分間の紹介動画を自分で作ってみた。お楽しみください(^^♪


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