雪虫
「雪虫がたくさん飛んでいると今年は寒くなるよ~」
小さいころからそう言われていたせいか、雪虫を見かけると冬の訪れを感じるようになった。
雪虫の見た目も、綿雪の様にふわふわでかわいい。
進行方向に手をかざすと、手にとまってくれるのがまたかわいい。
子どもの頃はこの方法で雪虫を沢山つかまえて、ティッシュでいっぱいにした箱に入れていた。
私自身は、温かい場所を提供しようと親切心でやっていたのだけれど、雪虫たちからすると、めちゃくちゃ迷惑だし、怖かっただろうなあと思う。
子ども心って純粋だけど、時に残酷。
そんなことを思い出しながら、今年は久しぶりにたくさんの雪虫を見かけた。
庭先でも結構飛んでいたので、久しぶりに手をかざしてみたけれど、なかなかとまってくれない。
あとで調べてみたら、雪虫って熱に弱くて、人肌の熱でも弱るような繊細な虫でした。
そりゃ、とまらないよね。
雪虫は、アブラムシの一種で、北海道では時期によっては大量に発生し、害虫なんだとか。
私の住む地域ではちらほらしか見かけないので、かわいいと思えるけれど、目や口にうっかり入ってしまう程、うじゃうじゃ飛んでいたら、かわいいなんて思っていられないかも。
今年は、普段ちらほらしか見れない雪虫の姿をたくさん見かけたので、大雪になるのかなと思っていたら、やっぱり大寒波による大雪が各地で発生した。
アメリカでも雪の被害が広がり、世界規模で雪の被害が大きいような気がする。
これも異常気象のせいなのかな。
冬の訪れを知らせる雪虫。
たくさん見れるのは嬉しいけれど、これ以上増えることが無いように、できることから始めないとね。