意識
入院の付添い生活が始まって、早数日。
1日のほとんどを子供と一緒に病室で過ごすので、メイクもしなければ、部屋着のまま1日を過ごす日々。
もちろん朝夜着替えている方もいると思いますが、私は荷物を最小限にしたいので、1日1着で過ごしています。
病院内は常に一定の温度に保たれているし、エアコンの温度も調整可能だから、冬でも半袖で十分。
(喉はやられますが…)
お医者さんや看護士さん、清掃スタッフもみーんな半袖。一年中半袖。
これならユニフォームも一着で済むから楽ですね。
そんな環境下なので、洋服と下着は上下3着持っていき洗濯しながら使えば十分間に合います。
なんなら、2着でもいけると思いますが、人のお世話をすることは、何かこぼしたり、汚れることもあるので予備の1着をプラスし、3着あると安心です。
ただ、洗濯して唯一困るのが下着を干す場所。気にしない人は、堂々と干していて良いのですが、私はどうも気になってしまい、ベビーカーの中で干すようにしております。
エアコンの風を直接当てて早く乾かしたいけれど、こればっかりは大っぴらにできなくて…
洗濯の際に乾燥までのコースに一応はしているんだけど、毎度のことながら、乾かないよね〜。
まぁ、干す物もそんなにないので、薄手のものはすぐ乾いて、即タンスにしまいます。
今のお部屋についているタンスも、3段と小さめではありますが、持ってきている自分の衣服
と、子供の服は1段に全て収まってしまいます。
同じ環境なら、こんだけの服で生活できてしまうんだ、と思うと、今持っている服がどれだけ多いことか。
どれだけ贅沢で、どれだけ恵まれていることやら。
極端なはなし、半袖セット3着、長袖セット3着、トレーナー3着、アウター1着の合計10着もあれば一年生活できる。
もちろん、ヒトにはただ生きるだけじゃなくて、冠婚葬祭といった行事もあるから、よそ行き用も多少は必要なのだけれど。
…結局何が言いたいかっていうと、ヒトって贅沢だなってはなし。
本当に必要な枚数だけしか持たない生活なら、経済は良くならないし、生きる上でそういう贅沢も結局は必要。
無駄を排除したら、こうして入院なんかもできないかもしれない。
だからやっぱり、一人一人が環境のことも考えて生活するその意識が大切なんじゃないかなと思う。
なんだか洋服のはなしから、壮大なはなしになってしまった。
病院って、生死にかかわることが多いところだから、そんなことを延々と考えてしまう。
子どもを育てるという大切な使命、私たちを見つめるその目に、恥ずかしい姿を映さぬよう、意識して生活していこう。