外資の株主にせっつかれてやっと調査を始めるテレビ局。
情けねえなぁ、フジテレビジョン(CX)と親会社のフジメディアホールディングス(FMHD)。
とある大物芸能人の接待からの・・・の件で、爆心地とされているCX。
これまではだんまりを決め込んでいたものの、株式を7%保有している外資系ファンドがそのFMHDに対して、質問状を発出したという報道がありました。
それに対してFMHDは質問状の件はノーコメントを決め込んでいたのに、ここに来て急に外部弁護士(いわゆる第三者)による調査を始めたようなのです。
さすがに外資から迫られた上に海外でCXの件が報道されていることもあるから、ポーズだけでも取っておかないとマズい・・・と判断したのでしょう。あと、FMHDの株価も下がったのもあるそうですし。
それにつけても、情けねえなぁFMHDとCXは。
ネット上ではCXのお偉いさん達が未だに肉弾戦的な接待を受けているとか、酒席でセクハラ行為を受けるまで役員が解放してくれなかったと語る女性や、なにより「元アナウンス室社員」の件が世間を賑わせていますし、その方も割と発信を始めています。
その件で他のキー局ではその大物芸能人について番組降板を発表した例も出てきています。
ブーメランを受ける格好になった大物芸能人は精神的に参っているらしく、このままフェードアウトするかもしれない・・・と懇意にしている各局の上層部の人物に語っているそうです。
自身が若い頃からテレビに出ていて、その時一緒に番組作りをしていた社員ディレクターなどが今や出世して上層部にいるわけですから。
ただ、この件も女性虐待にあたることは間違いないこと。
それに対してまるで無かったように振る舞っていたFMHDとCXに対して、外資系ファンドが詰めて、渋々調査を始めたという情けなさ。
もしかすると掘ったらパンドラの箱を開けるような状態になるのが見えているから調査を避けていたのに、外資系ファンドにせっつかれて調査を始めましたというポーズを取っているだけなのか・・・。
これで合点が行った部分がいくつかあります。
まずは海の向こうの(一部地域では)日本人大スターが女性アナウンサーを避けていたこと、とある芸能人の県人会に何故か居る元大手システム会社社長でNHK会長も歴任した人物にその県出身のCXの女性アナウンサーがアテンドしている節が見えていたこと。
前者においてはそういう情報を把握していて、野球に没頭したいがために肉弾戦を忌避していたのかもしれません。
あと、CXのアナウンス室社員はそういう接待に男女問わず駆り出されているという話をとうの昔にCXを退職した元アナウンス室社員が証言しています。
ゆえに最近はやけにビジュアル系なのを採っていたんだなとは思います。
昨春入社した阪大卒の男性アナウンサーは例外としても、そのアナウンサーをオンエア外で他の主演者(主に先輩のアナウンサー)がイジった様子を自ら番組のYouTubeチャンネルで流して、数ヶ月後にハラスメントじゃね?とネト上で騒がれていましたし。
それにつけても、コンプライアンスが厳しいこの御時世に、そういう接待を強要していたとすれば、CXしいてはFMHDの企業体質ってどうなってるの?とはなります。
それを自浄作用が発揮できず(もしくはできず)に外資系ファンドからせっつかれて・・・ですからね。
そもそもCXの系列局でも社長がハラスメントをして、アナウンサーが毎年辞めている局があるとききます。
おそらく制作会社からCXが引き取った荒くれ者で、出世しての出向でお山の大将になって自らを勘違いしているのかも知れませんが。
(制作会社からCXが引き取った件はとあるYouTubeチャンネルでCXに親交が深い芸能人が語っています)
下手したらFMHDとCXの役員総辞職も視野にあるような気がしますし、少なくとも次の株主総会でそういう株主提案が出てくるような気もしています。
放送法の規定で外資が経営権を握ることはできないとはいえ、相当荒療治でもやらない限り変われない気がしています、FMHDとCXは。
少なくとも社外取締役ってお飾りか?とも言われても仕方ありませんし。
できれば検証結果を週刊フジテレビ批評か特別番組で60分の長尺で事実のみ淡々と伝えてそれに対してCXとFMHDの社長それぞれが生出演してコメントを出すくらいの事は放送事業者として当然のこととは思います。
それにつけても、Jの時には声を上げていたスポンサー企業や広告代理店もこの件では言ってこなかったと言うことはそういう接待を実際に受けていて、流れ弾が自分たちにも来る・・・と判断して声を上げなかったのでしょうか。
だとするとそちらも情けねえなぁとなりますが。