心を痛めつけてまでするのが仕事なのだろうか。
直近の仕事がそうでした。
人材派遣会社に身を置いていますので案件先に行くのが当たり前なのです。
そして直近の仕事は最悪でした。
そもそも私のスキルには全然合わない案件だったのに、なぜか過去に経験があったから・・・ということでオファーがあってトントン拍子で参画が決まり、いざ入ってみたら地獄でした。
十数年のブランクがあるのにいきなり設計書を作れ!とかこのプログラムを解析して問題点を洗い出せ!とか言われ、しまいには汎用機へアクセスするコマンドを知らないことを、そんなことも知らねえのかと現場長になじられたり。
そもそも着任初日に上記のようになじられたことで心証は最悪でした。
そして半月したらテレワークへ移行させられました。
日々何をして良いのか分からない中、現場長から飛んでくる指示に戸惑い何もできず、ただ日々呻いていました。
グループ内の繋がりも皆無で、現場長と私のサシで闘う日々でした。
日々詰められなじられの繰り返しでした。
何せ日々木ばかり視て森が見渡せませんでしたし。
こんな状況ですから自分からスキルを覚えようという気持ちも湧きませんでした。
朝、業務用に借用されたパソコンを立ち上げるとそれだけで憂鬱で、時間が来たら即座に仕舞って、夜は酒を呑んで悪酔いして、何をする気力も湧かず、9時間寝ても寝た気がせず・・・の繰り返しでした。
業務内容とてこんなに自分のスキルとアンマッチな事があるんだと言うくらいに。
正直何度も希死念慮が起きたのも事実です。
(ここで死ねたらこんな苦しい思いから解放されるんだ・・・と)
ただ現場長はきちんとやれていると言っていたみたいですが、それとて信じられませんでした。
(その現場長が口癖のように言っていたのが「オレ優しいだろ?」)
本当にテレワークが嫌になりました。
何度も出してくれ!と言っても営業が何も反応しないのでクビを覚悟の上で強硬手段に出てしまいましたし。
そして出るときも営業の対応が遅いのかすったもんだ有りましたし。
思ったのは、やはり自分に合わない仕事を無理してやることは無いなということでしょうか。
若ければ頑張ります!と言っておけば良いんでしょうが、ある程度社会人経験をしているとこれはダメだ・・・というのがわかってきますし。
私のようなカイシャだと営業の対応やセンスもあるのかも知れません。
きちんと向かい合ってくれない営業に当たってしまうと最悪かも知れませんし、本当にスキルに見合ったのを紹介してこないかも知れませんし。
だいたい「オトナ」の事情なんでしょうけどね。
特に「単金」あたりで。
その前はユーザー側で働いていましたが、そこのカイシャも最悪でした。
入社したことを後悔しましたし。
なぜ焦って決めちまったんだろうって。
その前のは逆に良かっただけに尚更そう感じました。
その現場を脱出して今は待機になっています。
ただ時期が時期だけにすぐには決まらないだろうと思っています。
前の現場で痛めつけられたメンタルを整えながら、勉強できると捉えてはいますが。
そして街には着慣れないスーツを身にまとい、おろしたての革靴と新しいカバンを持った連中が街を闊歩しているのでしょう。
自分もそういう時期が有ったなと。
20世紀末の氷河期の頃に。
その会社(外食系)ではサービス残業が当たり前だった頃で、毎日朝から晩まで「残業時間無し」で働いていたものです。
今だったら労働基準法違反の上に36協定にもまともに抵触してるだろうなというくらいに。
そのカイシャで唯一残っている教訓は「ボーナスが当たり前に出ると思うなよ!」と言うことでしょうか。
ボーナス支給後に本社に行ったら担当役員に御礼を言うように言われていましたし。
そしてその後あちらこちらと転職を重ねてしまい、いつの間にやら負け組になりましたし。
結婚なんて究極の贅沢品ですし、こんな程度のオトコに異性は寄ってもこないでしょうし。
フレッシャーズ達よ、こんなオトナにはなるなよ。
あ、こんなのにはならないか。
あちらこちらから引く手あまただから。