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蛇紋岩に生きる植物たち <再訪>

10月末に、蛇紋岩の丸山へと花遠征に出かけた。

 前回の遠征で、探索3年越しのイヌセンブリの株が見つかったのだけれど、まだ蕾だった。花が見たい再訪しようと意見は一致、今週、同じメンバーで出かけた。11月に入って急に寒さが本格的になり、花が終わってしまってるかもしれない、そんな不安は吹き飛ぶほどの暖かな一日となった。
 今回は最初にイヌセンブリを観に田んぼの畔をぐんぐん奥へと入っていった。

咲いてました イヌセンブリ
もじゃもじゃのシベ

 皆んな夢中で観察したり写真を撮ったり、時間を忘れた。何とか気持ちに区切りをつけて、次の場所、比丘尼城址へと移動した。
平日だけれど、狭い駐車場にはすでに3台の車があった。関東ナンバーもあった。
 歩き始めたらエンシュウハグマに出会うことは分かっていたので、ゆっくりと歩く。

エンシュウハグマは、終盤を迎えていた

分かっていた事だが少しがっかりした。近くに前回は咲いてなかったセンブリの花を見つけて、気持ちははしゃぎ出した。

小さな一輪
近づいてじっと見る
登りながら遠くを眺める
何となく違う雰囲気 コウヤボウキ

前回、咲いてる花が少なかったムラサキセンブリは、あちらこちらで花が開き、中々先に進めなくなった。

ムラサキセンブリ
横顔
優しい顔

ヤマラッキョウも咲き出していた。

下から顔を見上げた
キタキチョウがやってきた
ムラサキセンブリにはウラナミシジミ

他にも何種類か、咲いてる花を見つけた。

ホソバリンドウ たくさん咲いてたうちの、ボッチリンドウ
愛らしいと思ったワレモコウ
薄ピンクのツリガネニンニン

丸山を下ってから、車でさらに北へと移動した。ジンジソウの群生地へ連れていってくれると言う。かなりくねくねと暗い道を進んで行った。

ジンジソウ もう最盛期は過ぎたようだ
シベが赤いのを見つけた
白いだけのしべ 赤いところが花粉なのかな もうない

道端にかなりの数の株が自生してて、中々そこを離れることができなかったが、もう県境近くまで来てしまっていたので、急いて帰路についた。
これで、今年の秋花遠征は、コンプリート。\(^^)/



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