蛇紋岩に生きる植物たち
今週半ば、花遠征に出かけた。愛知県の東の方にある比丘尼城址(丸山)という蛇紋岩でできた小山があって、その頂上にきっと比丘尼城があったんでしょうね、今はポールが立っているだけの笹山になっている。この時期になると必ず訪れる人は少なくない。私も待っていた一人だ。
田園沿いの道に入って少し行くと駐車スペースがあり、そこからスタートだ。回り込むように道を少しずつ上がっていくと、そこには、お目当ての一つ、エンシュウハグマが咲いてるはず、目を皿のようにして皆んな真剣(^^)
次に会いたい花はムラサキセンブリだ。展望台の東屋までの登りは、ちょっと勾配がある。ゆっくり登りながら探していく。
まだ咲いてないのかな、、、と、少し気落ちしながら先を急ぐ。
東屋からの眺め、昨年と同じに見える。
笹薮を抜けて比丘尼城址の笹原を抜ける。ここで見つけたというピンクのオケラを探す。蛇紋岩地質の植物の花は少しピンクがかるそうだ。
この蜘蛛、白い物体をクルクル回していた。多分捕獲した虫か何かに糸を巻き付けてるんじゃないかな、面白い。
ここにはキク科の花が色々咲いていたのだけれど、個性的な個体ばかりで同定はできそうにない。
笹薮の中の道を下っていくと、少し開けたところに出た。ここでやっとムラサキセンブリが顔を出してきた。咲いてる。
あとはミカワマツムシソウに会いたい。空は曇り空になってきたが、、、
ここから少し離れた湿地にイヌセンブリを探しに行った。湿った草藪の中を結構歩いて、やっと2株、蕾を見つけた。咲いたところがどうしても見たい、皆の意見はまとまり、リベンジ遠征が決まった。
帰路の途中、シモバシラとヒキオコシが見れるからと、近くの治水池に寄った。
朝4時起きで、夫の弁当を作り、6時に家を出ると、ものすごい朝焼けだった。車で通る高速道路では、ものすごい霧で、現地につく頃には真っ青な空。肌寒い朝からベタつく暑さの昼、30℃近くまで気温は上がった。一日が長かった。どうしてもムラサキセンブリが見たいと思って、電車で来れる旗頭古墳まで一人で観にきた日から4年目、ここ比丘尼城址でやっと会えた。
リベンジで、イヌセンブリの花が観れたらコンプリート。(^^)