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ぬき式 アニサキスをやっつける手作りいくら
私は北海道に住んでおり毎年この時期になるとお隣さんから沖で釣った鮭をもらう。
お隣さんはうちが魚好きと言う事を知っているし、私はお隣さんが釣った魚を誰かにあげるのが好きと言う事を知っている。
こんな素敵な関係は無いと思う。
鮭をもらうとすぐにシンクの洗い物を片付け捌く。今日釣ってきたのだから早めに捌くのが良いに決まっている。鮭を捌いていくぅ担当は巨人だ。私も捌けない事も無いが腕が疲れるし時間がかかるので巨人が担当してくれている。
捌いたら後にいくらの味付けをするのは私の仕事だ。
いくらにはアニサキスがいると噂を聞いたことがある。私はこれに心底ビビって調べ倒し醤油では死なないが-20度又は60度だか70度のお湯でアニサキスは死ぬとわかった。
いくらを作るには40度くらいの塩水につけて皮からいくらをほぐすが、私はグツグツに煮えた熱湯をいくらにかける事にした。
いくらが煮えないか心配も少しだけあったが極寒の海で育ったいくらはそんなか弱い訳がない。私はいくらを信じている!!
塩も入れるグラムが決まっているがそこで2gくらい変わった所で変化に気づける者は居ない。
だからボールにいくらを入れて塩をガッと入れ熱湯を注ぐ。するといくらが少し白く濁るがこれで良い。問題ない。
泡立て器でシャカシャカすると皮は剥がれる。
それをザルに移して細かい皮をとる。
この時アチアチなのを忘れて触ると後悔する。
アニサキスと共に自分の手も死ぬ事になる。
それを2回くらいやると熱湯が無くなるが皮もなくなるからそろそろいいかなと思う。
そのままザルにあげると白く濁っていたいくらが宝石のようなキラキラツヤツヤしてくる。
冷ましたら、醤油やらみりんやらを煮立たせたものの中にいくらを入れてちょっと混ぜる。
冷蔵庫で冷やして明日の朝には旅館のご飯ごっこが出来る。
醤油の量もだいたいでいい。
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それでもいつもアニサキスにビビりながら食べている。