アニキとのお笑い対談 ちょっぴり真剣
我がアニキ分、鎌田靖さん
NHK週刊こどもニュースの、池上彰さんの後任の元“お父さん”として知られる鎌田靖さん(現在TBSひるおび!出演中)。私の6年先輩の記者です。1993年にNHK神戸放送局で兵庫県警キャップになった私は、警察担当デスクとして東京社会部から着任した鎌田さんと出会いました。2年後、6434人が犠牲になった阪神・淡路大震災の取材報道をともに経験します。
それから8年。私は大阪府警キャップとしてNHK大阪放送局に着任し、大阪の報道統括(大阪報道の仕切り役)だった鎌田さんと再会します。というより、私が鎌田さんに呼び寄せられたんです。2年後に起きたのが、107人が亡くなったJR福知山線の脱線事故です。
〈撮影・坂本慎平氏(冒頭画像も)〉
鎌田さんは私にとって、まさにアニキ分。私はいつも「あと6年たって鎌田さんと同じ年次になった時に同じように判断できるかな?」と考えていました。それは到底無理だと思えたし、実際に無理でした。判断、行動、報道への向き合い方、いろんな面で影響を受けました。
アニキと同時に新著刊行
その鎌田さんがPHP新書から新著「最高の質問力」を出しました。1か月後に私が角川新書から新著「真実をつかむ」を出すことに。
先に出た鎌田さんの本を読んで思ったこと。
「私は鎌田さんとほぼ同じことを書いている」
鎌田さんと同じことを考えるようになったのか…感慨深いものがありました。
アニキとの対談を出版社が記事に
そこで編集担当者のはからいで、鎌田さんとの対談が実現しました。出版元KADOKAWA本社で鎌田さんと2時間近くにわたって話しました。
その内容が前後編2回に分けて、KADOKAWAが展開するウェブサイト、「カドブン」に掲載されています。
『真実をつかむ』刊行記念 相澤冬樹 × 鎌田靖 対談
前編「向き不向きを超える方法」
https://kadobun.jp/feature/talks/bd1jk2movogg.html
後編「特ダネを取ることよりも大切なこと」
https://kadobun.jp/feature/talks/2trffzn0hfy8.html
横山秀夫さんとの爆笑エピソードも
前編の読みどころは、作家・横山秀夫さんと私の同期の記者とのエピソードでしょうか? 同席したライターの神田桂一さんは「爆笑もの」と評しています。
後編の読みどころは「人と同じことをしていたら同じことしかできない」「人と違うことをすることを許す組織、社会であってほしい」という部分かなと自分では感じます。
〈上の画像2枚の撮影・坂本慎平氏〉
人生のいろんな局面に役立つはずの2冊
よろしければぜひご一読下さい。その上で、興味を持って頂けたら私たちの新著もお読み頂ければ幸いです。
• 鎌田 靖『最高の質問力』(PHP研究所)https://www.php.co.jp/books/detail.php?isbn=978-4-569-84829-7
• 相澤冬樹『真実をつかむ 調べて聞いて書く技術』(KADOKAWA)https://www.kadokawa.co.jp/product/322004000813/
そして、「もし文豪たちが カップ焼きそばの作り方を書いたら」の大ヒット作で知られるライターの神田桂一さんも、私たちの対談に同席し、現代ビジネスに記事を書いてくれました。よろしければこちらもぜひ。
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