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「ヨルムンガンドの武器商人の発想」からコロナを連想した

アニメは時折見る程度な私ですが、雑感を書きます。
あくまで私個人の感想でしかないということをご承知ください。

ヨルムンガンド

「ヨルムンガンド」というアニメがあります。
私はこのアニメを見ていた時に、感じた気持ちが、今、再現されつつあると最近よく思います。
架空のアニメで内容はかなり暴力的表現が多いため、原作漫画もアニメも、見る人によって嗜好は分かれるのでご注意ください!
好きだったアニメを悪く言うわけではないんですが、アニメ主人公の発想から今の時代と関連する「きっかけと拘束力」について簡単に書いてみました。

コロナ流行で唐突にこのアニメを思い出した

コロナ予防において、自分自身のためにも、そして周囲の人々を感染から守るためにするべき行動。
これに関してはもうずっと、全世界が対応に追われています。
コロナの言葉が出回ってから、1年経ちましたし、長い闘いです。
コロナ禍での生活様式の変化は、今後の意識改革と世の中に対する行動変容を迫られました。
初期から窮屈さを抱えつつ、私も一転した感染予防徹底生活をしています。
一方でなんとなく、少し後ろ暗い発想も感じていました。

・「人口が増えすぎたから、地球が人間の削減計画でもしてるんじゃないか」という気分。
・「そういえばコロナって、ヨルムンガンドの主人公ココの発想、『世界平和のため』の手段の一部に似てない?」

数年前に見たアニメ「ヨルムンガンド」。
最終回で、私は主人公の取っていた手段が実行されていたら、似たような拘束力を世界に振りまいたんだろうと、今更ながら思い描いてしまいました。

アニメとコロナ流行で気づいた合致部分

最終話にかけて、主人公は『ヨルムンガンド計画』を宣言する際に発した台詞があります。
その拘束力の広がり方を想像したら、私は視聴当時の考えもしなかった今の世の中の閉塞感を連想しました。

その内容は
・全世界の空を封鎖する。
・人間が空を利用することを世界同時に禁止する
・人類は交通の一つを失い、空は1910年代まで退行する。
・ヨルムンガンドとは、空 海 陸の順の人間の行動制限と地球上の物流の完全制覇
・人間と軍事を切り離すことで軍を無効化させ、強制的な世界平和を唱えだす発想。

これは今、疫病が蔓延する内容に似ている部分があると思います。
「人と人を切り離すことでこれまでの生活を無効化させ、強制的な新生活様式を強いられるということ」です。

人と人の切り離し、空を制限された世界

コロナウィルスという感染症が、人を媒介にして流行するなら、人と人が密にならない行動変化そのものが強いられるのです。
主人公の着眼は空から来たけど、ウィルスも空経由で拡散した部分が多いから、世界平和のためには(1910年代まで退行するほどではないが)一度、ストップした物流経済から考えさせられることが多いのです。
ワクチンもどこまで有効なのか不明で、今現在、私は強制的に訪れた変化に戸惑う部分を受け取って生き続けているという認識は確実にあります。
人と軍事、人と感染症。
この切り離しをどういう手段で打開できるのか、ヨルムンガンドの主人公は(我々が今抱えている感染症問題とは性質が違うけれど)軍事面ならではの視点で、面白い発想をしていたんだと懐かしくなりました。

行動変容のきっかけに直面

放映当時、私はこのアニメで軍事というワードに疎い部分を持っていました。
映画や小説などの創作ではよく取り上げられているけど、日本に住んでいて、平和に守られている国であるがため、軍事や戦争のことを対岸の火事にしか思わなかった自分がいたのです。
ところが、2020年になって、世界的脅威となった感染症に向き合ったことで、
「他人事で、放置して関わらなくてもなんとかなるし、気づけば終わってるだろう」
そんな逃避思考を撤回すべき時を迎えたんです。

きっかけって、我が身に降りかからなければ、意識も変わるわけないんですよね。
自分以外のものから、強制的に強いられなければ、モチベーションも行動変容も訪れないということを実感します。
コロナで再確認した行動変容に、あのアニメとの興味深い因縁を感じました。

最後に

ヨルムンガンドは面白いアニメだったので本当に好きです。
この文章では、気づいたことを曲解しすぎているかもしれません。
単に、強引にコロナへ連想しただけという面もありますが、これを書いてみたことも何かの縁と思います。
まだまだ流行が収束する兆しは見えないようですが、できる限りの感染予防対策の徹底を努力しようと改めて思いました。
このコロナ禍で抱えた不安やストレスから抜け出せる日を願って、新しい世界に繋がって行けるよう日々を懸命に生きたいと思います。

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