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街灯の無き往還や曼珠沙華
ごきげんよう。今日は小径を歩いておりましたら植え込みに彼岸花の4、5本生えているのを見つけまして、ふと足を止めてしまいました。
確かに、気がついてみれば丁度秋の彼岸なのですけれども、この花を見るまですっかり何かが抜け落ちていたような気が致しますわ。
彼岸花はわたくし好きな花ですから、この秋に入りましてまだ一句も詠んでいないというのが意外な気も致しますわ。ただ、あまりに好きな題材ですと感情が近すぎて良い句にならなかったりいたしますので難しゅうございますわね。わたくしの場合、今の時期ですと「栗」くらいが良い距離感ですわ。
そういう意味では「栗」は程よく好きなのです。
もの凄く好きなわけではないけれども、あるとつい食べてしまうくらいの距離感が、わたくしの場合は俳句の題材にするには一番良い気がいたします。
ところで栗、今日もおやつに頂いたのですけれども服に付くと結構大変なことになりますのね――。
拭いても布で裏ごししたようになってしまって全く取れず困ってしまいましたわ。今度から剥くときポロポロこぼさないように気をつけたく存じます。
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