白露を拭ひ煌めく葡萄かな
ごきげんよう。段々と旬の食材も秋のものになってまいりまして、様々な果物が巷に出回る季節ですけれども、皆さまは今年もう何か秋の果物をお召し上がりになったかしら。
わたくし今日は、葡萄と梨をいただきましたわ。どちらもこの時期を代表する果物ですわよね。大変美味しゅうございました。
これはわたくしの主観なのですけれども、秋の果物って早い時期のほうが美味しい気がいたしますわ。梨も柿も、最初の頃は瑞々しさがあって甘いのですけれども晩秋の頃になると固くなる気がいたします。
今が一番果物が豊富な時期ですわね。
ちなみにわたくしが一番好きな秋の果物は石榴でしてよ。あの宝石のように赤い粒が美しいですわよね。味も程よい甘酸っぱさが美味しいですわ。
あまり頻繁に見かける果物ではないですけれども、置いてあるのを見ますとつい食べたくなってしまいますわ。
今秋に入りまして、梨も柿も石榴も一通り俳句を詠んではみたのですけれども、わたくしの中では一番難しいのが柿でしたわ。やはりあの「柿食えば」の印象が強すぎてしまって、どう切り口を変えても上手く発想が纏まりませんでしたわ。
俳句としても石榴が一番読みやすいかしら。
今週はわたくし少々慌ただしくって難しいのですけれども、来月に入りましたら秋の句会でも開きたいですわね。夏にまだ若干の心残りがあるのですけれども、夏負けをしたり宿題をしたりしているうちに季節が随分と流れてしまいましたわ。
夏休みももう終わりですわね――。
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