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秋蝉の黙する釣瓶落しかな
皆様ごきげんよう。
ここ数日、一日中机に向かわなければならない状況を招いてしまいましてお返事など疎かになってしまいました。ごめんあそばせ。
気づけば新たな月が始まっておりましたけれども、今朝漸くわたくしの8月を終わらせることが出来ました。長い夏でしたわ――。
ちなみに9月2日は、英国がグレゴリオ暦というものに暦を改めた日だそうでして、その関係で1752年の英国では9月2日の次が9月14日になったそうでしてよ。わたくしは2日ほどで9月に戻ってこれてよかったですわ。
ということで、ここ数日わたくし俳句から離れておりましたので、今週は少しづつ感覚を取り戻して行くのを目標にしたく存じますわ。と申しましても数日詠んでないだけなのですけれども――、それでもその間に随分と虫の声が秋のものになりましたわね。
蝉の種類も移り変わってまいりました。秋というのはやはり季節の移り変わりが目に見えて早いような気が致しますわ。
日の落ちるのは釣瓶落としの如く、草木は染まりそして朽ち、小動物は冬に備えるようにわかに慌ただしくなってまいります。四季において最も視覚に訴える季節はこの秋なのではないかしら。
そのようなことを考えながら、夏蝉の世が終わり秋蝉の時代へと至る校舎を今日は歩いておりました。
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