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とんぼ玉眺むるをとめ露の秋
ごきげんよう。今朝は颱風で混乱があったようですけれども、皆さま大丈夫でしたでしょうか。
わたくしは部屋にいたのですけれども、風の連れてきた蒸し暑さにぐったりとしておりましたわ。
それにしましても、過ぎてしまえば秋も「白露」の季節。虫の音が爽やかですわね――。
ここのところ、夜の一時は虫の声を聞きながら漢字の練習をしているのですけれども、今まで手癖で書いてしまっていた書き順を一つひとつ見直す作業をしておりまして、それが存外に楽しいですわ。
長文を書いておりますと、それだけでも随分と見栄えが変わったような気がいたしますので、基礎がいかに大切かを痛感しております。
例えば、ちゃんと漢字お勉強されている方には何を今更ということなのでしょうけれども「捗る」の右側は「歩」ではなく一つ点が少ないということをつい最近知りましたわ。常識のようなことでも癖で間違えて覚えてしまっていること、他にもあるかもしれません。
いまのところ普段使わないような難しい漢字を一から十まで覚えてみたいという気持ちは特に無いのですけれども、書き順と画数を認識することが字の美しさに繋がるというのは最近の良い発見でしたわ。
ちなみに最近わたくしがお気に入りな漢字は「齎(もたら)す」でしてよ。刀と氏みたいなのがYを囲んでいるのが可愛いのです。下が貝なのも良いですわ。
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