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進学に花一輪の決意かな
本日4月20日は本邦初の女子大學校、日本女子大學校の創立日ですわ。明治34年、キリスト教牧師の成瀬仁蔵さまの手によって開校いたしまして、女學生教育を牽引する存在となっております。
有名な方ですと平塚らいてう様が卒業生ですわね。けれども、平塚らいてう様、そのあと世間を騒がせた心中未遂を起こしまして、日本女子大學の同窓會名簿では「無かった」ことにされておりますわ。
大學校良いですわね。実は女學生間の隠語では「姥捨山」とも呼ばれていたりするのですけれども、わたくしは憧れますわ。落ち着いて自分の好きな學問を探求してみたいですもの。
なぜ女子大學校が女學生の間で「姥捨て山」と呼ばれているかと申しますと多くのお姉さま方が學生のうちに結婚してしまうからなのですけれども。
そういった意味で結婚できず進學することを揶揄して隠語が広まったようですわ。あまり良い言葉では無いですけれども、これも女學生文化の一面ですわね――。
同じ女學生の隠語でも「お茶ノ水式」という言葉がありまして、こちらは「モダン、現代的」というような好感の意味合いがありますわ。お茶の水は女子高等師範學校がある場所ですわ。先生になるための學校ですわね。
ということで久々に女學生らしい話題をお話してみました。
ちなみに結婚することは女學生語では「扇子」と申します。
末広がりで子孫繁栄という意味だそうでしてよ。そこまで考えたことありませんでしたわ。
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