マガジンのカバー画像

芙蓉寫眞館

214
わたくしが日々お寫眞に収めましたものをこちらで寫眞帳としてご紹介させて頂きます。
運営しているクリエイター

2019年1月の記事一覧

ごきげんよう。
本日は底冷えの一日で、日中でも寒風が身に染みるような寒さでしたわね。来週には早くも「立春」になるのですけれども、とても春の訪れをまだ感じるには至りませんわ。

今日は道端の日陰に目を落としましたら、何輪かの水仙が日陰の中で寒そうに寒風を耐え忍んでおりましたわ。

2

ごきげんよう。1月28日は、明治45年に「 白瀬矗南極探検隊」が最南端に到達しまして記念して一帯を「大和雪原」と命名した日でしてよ。

白瀬隊ではこれを「せつげん」ではなくって「やまとゆきはら」と呼んでいたそうですわ。「ゆきはら」としたところに、得も言われぬ趣が感ぜられますわね。

4

1月25日は「鷽替」と申しまして天満宮さまに「嘘を替える」という神事が伝わっておりますわ。
これは鳥の「鷽」と「嘘」をかけたものでして、木で出来た鷽を他人と取替えっ子することで、前年の悪事や災厄を「嘘にする」という風習ですのよ。
「替えましょう」の掛け声が街中に響く一日ですわね。

7

今日の24日という日付はお地蔵様の縁日ということで、特に1月は「初地蔵」と申しますからお堂では法要が営まれておりましたわ。
お地蔵様ほど身近で多彩な菩薩さまは類を見ないかと存じますけれども、今日も各地で磨かれたり縛られたり――様々な方法で健康祈願・家内安全の祈りが届いたのかしら。

3

「目白押し」という言葉がございます。

沢山の物が並んでいる様を表す言葉ですけれども、元々は止り木に身を寄せ合うようにして並ぶメジロの様子を表したところから転じたのだとか。

川沿いの裸木で寒さにうずくまる小鳥を眺めておりまして、今日はふとそんな辞書の言葉を思い出しておりました。

4

1月21日は「初大師」ということで弘法大師空海さまの縁日でしたのよ。
大師さまは毎月21日が縁日なのですけれども、特に1月は願掛け厄除けのご利益があるということで、だるま市が催されておりましたの。
わたくしも早速だるまさまに願掛けをして、右眼を開眼してまいりましたわ。

4

本日は七十二候「款冬華(ふきのはなさく)」に因みまして、ふきのとうを頂いてまいりましたわ。天麩羅にしてお塩で頂きますと程よい苦味と山菜の濃い香りがしまして、まことに美味しゅうございますわね。 これからは春にかけて、タラの芽でしたり様々な山菜の美味しい季節ですから楽しみですわね。

ごきげんよう。本日は「二十日団子」と申しまして小豆のお団子を頂く風習がありますの。

1月20日は「二十日正月」と言う正月終わりの節目だそうで、今日中に正月料理やお餅を食べきってしまうという意味合いが含まれているそうでしてよ。

タレも小豆もお団子は皆美味しゅうございますわよね。

4

今日は当家の菩提寺で新年の初法要がありましたわ。「仏の正月」あるいは「仏の口明」と申しましてお寺さんは松の内ではなくってこの時期にお墓参りや仏事を行うそうでしてよ。

年が改まっても先祖の霊を忘れないようにという意味合いなのかしら。仏様も清らかな新年を迎えられると良いですわね。

1

今日は「御歌會始」の頃ということで短冊を手に持ってみたのですけれども、待てば短歌が降ってくるわけでもありませんから白紙に頭を悩ませておりました。

勅題を広く募集されるようになったのは明治始め頃からでして、昨今は大御歌も報道されますから行事も身近に感ぜられるようになりましたわね。

1

本日16日は「藪入」と申しまして、屋敷で働く奉公人が主人からお休みを貰い、帰省をしたり羽根を伸ばす一日ですわね。
併せて今日は「閻魔賽日」とも申しまして、地獄の亡者や獄卒もお休みですのよ。「地獄の釜の蓋が開く」その日が今日ですわね。

それにしても何故「藪に入る」と言うのかしら。

5

15日は小正月ということで、旧来はここまでが松の内と呼ばれていた期間になりますわね。

今日は小豆粥を頂く日でもありまして、これには邪気払いの意味があるそうでしてよ。
地域によっては、松の内は赤いものを食べてはいけないという風習もあるのだとか。

小豆粥、美味しゅうございますわ。

2

本日は「十四日年越し」ということで、小正月の前日を年越しと捉えてお祝いする風習があるそうですわ。
御祝いでは正月飾りを燃やす「左義長」という行事を行いまして、書き初めを燃やして高く上がると筆が上手くなるのだとか。
最後にこの火で焼いたお餅を食べると一年病気にならないそうでしてよ。

2

1月13日は明治9年に東京で-9.2度の最低気温を記録した日だそうでしてよ。 一月の中頃は最も冷える時期ですけれども明治9年はとりわけ冷えたようで、東京氣象臺が観測を始めた翌冬に早速この記録を出しておりますわ。 未だに破られていない記録ですけれども昔はもっと寒かったのかしら。