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海外渡航時の外貨準備、どうしてる?~ソニー銀行大活用術~
どうも、ふみでした。
留学やワーホリ等の海外渡航時、必ず向き合うこととなる外貨準備。
ここにやってきたあなたも、きっとそうなんですよね。
この不透明な為替相場のどうすれば効率よく外貨準備ができるのか、とってもとっても悩ましい。
当時銀行員として、色々調べて試行錯誤をした結果、これがベストだろう!と、住信SBIネット銀行とソニー銀行を活用。
相当画期的な外貨準備術じゃないかと自負していたが、
実際に準備を始めると、ちょっとした落とし穴もあったり。
自分の失敗談を含めて、各手法のメリデメをご紹介。
当時相当頑張って調査したので、供養も兼ねて記録を残します。
あくまで個人的見解と状況に依るものなので、ご参考程度に。
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しくじり先生~住信SBIネット銀行+ソニー銀行~
ここでは自分の実体験をまとめるので、
興味ない人は目次でまとめに飛んでください。
住信SBIネット銀行の落とし穴
留学準備を本格的に始めたのは2017年。
遅くとも2020年までには留学をしようと準備を始めた当時の豪ドル円相場は70円台後半。
今から考えたら、相当な円高環境であるが、
当時はさらに円高の方向に進んでいたので、それでも高値掴みが怖いと感じるレベルであった。
留学準備は長期戦のため、ドルコスト平均法を活用しつつ、安く外貨に変えておきたい!と、安直に為替手数料最安値であった住信SBIネット銀行の外貨預金で毎月5万円ずつ豪ドルに変換していたのだ。
しかも豪ドル定期に預けておけば、3-4%の金利も入る。
この判断は功を奏して、2019年~2020年代は豪ドル相場も60円台まで下げていたため、円高メリットをうまく享受できていた。
が、ここで第一の落とし穴。
住信SBIの外貨は海外利用ができなかったのである。
外貨送金も国内銀行の本人名義口座宛のみ。
まさに個人の外貨資産運用のみを目的する口座であった。
これはどうしたものかと。
この落とし穴からの脱出方法として発見したのが、ソニー銀行グローバルウォレット。
ソニー銀行のグローバルウォレットであれば、ソニー銀行内の外貨口座資金を活用して、海外でデビット支払いやキャッシュ引き落としが可能となるのだ。全11通貨対応。
この抜け道には早期に気付いていたのであるが、
・住信SBI⇒ソニー銀行への外貨送金は3,000円
・豪ドル円為替手数料:住信SBI/24銭 < ソニー銀行/45銭
・ソニー銀行側では、他行からの外貨受け取りがあると「○○円プレゼント」といったキャンペーン(外貨獲得合戦)
という理由から、
住信SBIネット銀行で外貨に変換して、まとまった金額をソニー銀行へ送金するのがベストな方法でないか..?!
と気付いてしまったのである。
そう。
それがまた次の落とし穴へと続く。
住信SBIネット銀行提携「JAL NEOBANK」の落とし穴
そんなこんなで、住信SBIネット銀行で引き続き豪ドル購入をコツコツ続ける最中、なんと住信SBI提携のJAL NEOBANKサービスが開始。
しかもしかも、
JAL NEOBANKでもソニー銀行同様にグローバルウォレットが実装。
ここで外貨預金&外貨利用をすれば、マイルも貯まって2度おいしい。
これは光明が差したと思い、早速申し込み。
調子に乗って、JALクレジットカードも申し込み。
JAL NEOBANK開設次第、こちらでの豪ドル貯金を開始。
JALマイラーを目指すぜ、と思っていたのも束の間。
1.JALグローバルウォレット(JALPay)に、JAL NEOBANK口座からのチャージができる外貨は米ドルのみ。
(=JAL NEOBANK及び住信SBIネット銀行口座の豪ドルをグローバルウォレットに利用はできず、別途グローバルウォレット内で円から直接外貨を両替チャージをしなければならない)。
2.JAL NEOBANKからの他行外貨送金は対応していないため、ソニー銀行どころか、自分の住信SBIネット銀行宛にすら送金は不可。
(これが一番びっくり。)
であることが発覚(しかもどこにも説明がなく問い合わせた)。
つまり、JAL NEOBANKで換金した外貨は、米ドル以外はJALグローバルウォレットで利用はすることができない。
そう、JALグローバルウォレットは14通貨対応と書いてあるが、グローバルウォレット内で直接両替するしかないそうな。
かくして、JAL NEOBANKで換金した私の豪ドルは行き場をなくし、完全に孤立したのだ。
最終的にはソニー銀行へ
上記の通り羽陽曲折を経て、
元々豪ドル変換していた住信SBIネット銀行での貯蓄を継続し、ソニー銀行へ送金するという、最初の方針に落ち着いたのである。
夢に見たマイラーにはなれなかった。
留学後に発覚したのだが、
ソニー銀行利用においても、ちっちゃな落とし穴が。
ソニー銀行口座からの海外銀行への外貨送金は不可。
なので、学費のような大きな金額を送金したい場合,ソニー銀行口座の外貨は利用ができないのであるが、クレカ利用や現金引き出しを複数回行う(手数料別途かかる)ことで対応は可能である。
長々と経験談を書いてしまいましたが、
以下まとめです。
まとめ
結局工夫を凝らそうとした結果、結局はなにがベストであったかの判断は難しく、各人の状況や為替相場次第なところはどうしても否めない。
ただ、”留学やワーホリに向けて長期的に準備している(時間のメリットを享受できる)”や”資産形成で外貨預金をしながら、海外旅行でも使いたい”という人に関しては、ソニー銀行は最適解であると思う。
私のように住信SBIネット銀行の活用もよいが、
為替手数料の差は20銭程度なので、150万円相当以上を換金をしなければ、送金手数料に負けるので、最初からソニー銀行でもよいかなと。
(ランクアップすれば、ソニー銀行の為替手数料も安くなるし)
また、短期一発の送金が必要な場合は、WISEと大差はないものと思料。
なので結論としては、
1.ソニー銀行の外貨口座を開設し、グローバルウォレットを申し込み。
2.定期的に将来必要な外貨をソニー銀行の外貨口座で一定額ずつ購入(ドルコスト平均法)。
3.適切な期間で外貨定期の活用。
4.外貨普通に戻し、海外デビット利用もしくは海外現金引き出し。
これが、為替リスクをミニマイズしつつ、両替・送金手数料も安く済ませる方法かな、と。
しかも、現在はグローバルウォレットとANAの提携があるではないか。
これは当時調査・活用をしていなかったので未知数であるが、マイルも貯まるし、おそらくJAL NEOBANKのような想定外もなさそうな。
皆様の外貨準備がより充実したものになりますように。
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あとがき
今回は長期計画で留学やワーホリを目指す人(自分)の最適解を検討した結果の感想となります。
今回は自分の留学用外貨準備ニーズに当てはまらなかったものの、住信SBIネット銀行の使いやすさはピカイチであり、日本にいた時はメイン生活決済口座でした。
加えて、住信SBIネット銀行は、NEOBANKブランドを各社提携(*)して銀行機能を提供・拡大しているのが本当にすごい。(*)JALの他、CCC(元TSUTAYA、Tポイント)、TAKASHIMAYA、YAMADA電機、第一生命等。
欲を言えば、各社NEOBANKの互換性がもう少し欲しかった…
(せめて、本家本元の住信SBIネット銀行とはアクセスを..)
もちろん住信SBIネット銀行やJAL NEOBANKもそれぞれ素晴らしいメリットがあるので、ご自身の状況や目的に合った口座・資産活用を!
また、ソニー銀行口座開設の際には、紹介プログラムもあるので、
紹介メリット(2,000~4,000円プレゼント)を享受したい方は、ご遠慮なくお申しつけくださいね。
ではまた。
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