カウントダウンジャパン24/25に行きました
カウントジャパン24/25(以後cdj)に行きました。めちゃめちゃ楽しかったが、かなーり疲れた。以下感想です。
◾️12月29日
今回は12月29日と12月31日の2日参加したので、まず12月29日から。
・ヤバいTシャツ屋さん
トップバッターはヤバTだった。12月29日は落選した友達の行きたい日に合わせた日なので、正直本命の日ではなかったので、酒を結構飲んでからの参加だった。ぶち上がった。
なんせヤバTは5年くらい前から聴いてるバンドだったので、曲への造詣が深い。コールアンドレスポンスもわかるし曲の抑揚もわかる。フェスは知らないバンドにチャームされるのも醍醐味ではあるが、やはり知ってるバンドを聴いて盛り上がるのもまた楽しい。
新しい曲も多かったが、学生の当時に聴いていた曲もたくさんやってくれて嬉しかった。個人的には「ヤバみ」→「無線LAN有線LANよりばり便利」の流れが好きです。
・ポルカドットスティングレイ
ヤバTの後、聞いたことのある曲があるバンドが4時間後のフレデリックだったので、何か繋ぎで聞こうということになった。
それでもヤバTとポルカドットスティングレイ(どう略すの?)までの間は2時間以上ある。その間何をしていたかというと酒を飲んで昼ごはんを食べて酒を飲んでいた。で、ポルカドットスティングレイを端で聞いて寝ていた。最高だった。
前日に一通りのバンドの代表曲を聞いていたがポルカドットスティングレイはおしゃれだなあと思っていた。その予想通り、酒でおかしくなった頭を休めるには最高のバンドだった。まともに聞いたのは最後の曲だけだったがその曲はぶち上がった。眠った体の気付け剤だった。めちゃめちゃ良かったがポルカドットスティングレイをどう略せばいいのかは最後までわからなかった。
・フレデリック
次にフレデリックを聴いた。この日最後のバンドである。
フレデリックもワンダーテンダーとオドループくらいしか知らないが、最初の曲がワンダーテンダーで最後の曲がオドループだったのでめちゃめちゃ良かった。ワンダーテンダーのサビの最後、「オンリーワンなんだ!」の歌詞のところで観客のみんなで人差し指を掲げるところを見られるのは、後ろの方の特権だなと思った。最前列だとフレデリックしか見れないが、後ろの方であればフレデリック、照明の演出、盛り上がってる観客等、様々なものが見られてそれはそれでお得な気がする。
12月29日のこの日はフレデリックを最後聴いて酒を飲みながら帰った。過去2回参加したフェスでは基本的に酒は飲まず、最初から最後まで何かしら聴いているようにしていたが、今回は曲以外のところで楽しむことが多かった。損ではあるかもしれないが、これはこれで体に負担なく楽しむことができた。12月31日もあるし、なんなら間の日は忘年会がある。無理は禁物なのだ。
◾️12月31日
前の日、12月30日に一緒に忘年会に参加したアル中の友達を家に泊めて、一緒に会場に向かった。道中、酒が無くてテンションが低い友達を見て早く到着しないかなあと思っていたが、そういう日に限って電車が遅延した。
・NEE
大晦日最初のバンドはNEEを聴いた。5月のジャパンジャムで初めてライブを見て、凄まじいなと思っていたら、ジャパンジャム直後にボーカルのくぅが亡くなってしまった。衝撃である。
作詞作曲ギターボーカルという、言うなればバンドの心臓のような人がいなくなってしまってNEEはどうなるんだろうと思ったが、どうなるか心配なのはNEE自信だろうし、俺たち消費者は与えられたコンテンツに自分の中で批評をし、身のふり方を自分の中で決めれば良いので深く考えないことにした。
そんなことを述べて感想を書くなんてやってることダブスタこの上ないが、どうせ読み返すのなんて俺だけだろうし書いちゃおうと思う。
歌った曲は従来の曲4曲くらい、残ったメンバーで作った新曲が1曲だった。歌っているのは全員だった。全員バンドはすごく感動したが、どうにもくぅの死で感動している気がしたのでこの気持ちは控えた。
従来の曲は正直くぅに歌って欲しいと思ってしまった。やはりあの特徴的な声があっての曲作りだったのかと思ってしまった。
新曲はめちゃめちゃ良かった。NEEらしさ、NEEとは違う雰囲気の両方があり、何より声に合っていると思った。カルガモと同じように初めに聞いたものを神聖視しているだけかもしれないが。新曲を聴いて「ああ、NEEは進んでいくんだなあ」と思った。何はともあれ、引退しなくて良かったと思った。
・日食なつこ
次は日食なつこを聴いた。全く知らない状態で聴いた。友達が好きだからというのと名前を知っていたから聴いた。
衝撃を受けた。ピアノってあんなカッコよくて強い音になるんだと思った。他のアーティストの名前を出すとあれだが、令和の椎名林檎のような、あまりにおしゃれでかっこいい。今も日食なつこ聴きながらこれ書いている。
曲はかっこいいが、所作はなんだか可愛らしいところもあった。リハーサルで曲を途中まで演奏していたが、演奏が終わった後「ここからがかっこいいのにね笑」と呟いていた。なにそれ!楽しみじゃん!!ってなった。
どこまでも伸びるような声と透き通るようなピアノの旋律を、ドラムとその他の日食クルーの演奏が確かな形にして俺たちに届けてくれていた。MCも端的だがユーモアがあり、MCも含めて曲のような気持ちになった。総じて、日食なつこというコース料理を堪能したような気持ちになった。それくらい演目のまとまりが良かった。ファンになった。
俺はロックンロールの事を全然知らないが、少なくとも日食なつこはロックンロールであると言える。
・SixTONES
日食なつこを聞いた後、少しだけSixTONESを見た。自分は全くわからなかったが、お母さんがSixTONESの YouTubeをよく見ているのでせっかくだしということで聴きに行った。
めちゃめちゃ混んでいたのでデカモニターで見ても少し遠いと感じるくらいの距離で見た。
かなり自分の好みの曲のジャンルとは離れているがいい曲だったと思う。魂レベルでアガる曲が多かった。何より踊り狂いながら歌ってるもんだから歌のうまさとかよりもすげえなという感想が先に来た。
やはりアイドルということもあって他のアーティストとは毛色が違った。観客はペンライトを持っていたし、モニターに映る映像のカメラワークもアオリ視点が多かったりバックの楽器を演奏している人たちの映像が極端に少なかったり。
いやしかし曲はかなり激しい曲だったのであれをうちのお母さんが聞いていると思うとなんだか面白い話である。
・ずっと真夜中でいいのに
SixTONESの後少し休んでずとまよを見た。ちなみに今回俺はお酒をあんまり飲んでいない。何せ5時くらいまで会場にいるのでペース配分がかなり大事になる。
夏のロッキンではずとまよは小さいステージで演奏して、案の定人が溢れてすごいことになっていたが、今回は一番でかいステージになったのでキャパは問題なかった。俺も前回の反省を生かして早めに移動したから中団あたりで見ることができた。
ロッキンの時よりもACAねさんのMCが上手くなってる気がした。完全に後方腕組みおじさん発言ではあるが、ACAねさんのMCはマジで父性を刺激されるのだ。
相変わらず歌うますぎる。ずとまよはライブになると原曲にはない楽器が登場するし、ACAねさんの声もかっこよさから若干かわいいにシフトするからライブ聞くのが本当に楽しいのだ(俺が声フェチなのも相まってACAねさんが癖すぎる)。
今回でロッキンの時に疑問だった謎楽器の名前がわかった。扇風機のギターは「扇風琴」という。まだ名前しかわからんが、大きな一歩である。あと、今日は扇風琴に加えて「ブラウン管テレビドラム」が追加されていた。画面を叩くとエレキギターにノイズをかけたような音が鳴っていた。かっこいい。
・Tele
次はTeleを聞いた。サンボマスターと迷ったが、ジャパンジャム、ロッキンとチャンスはあったのに聞いていなかったので今回で聞くことにした。抽選ゾーンのすぐ後ろで聞くことができた。
ロックスターから始まり、花瓶で終わった。
ファンサというか、演出が凄まじかった。演奏力とか歌唱力だけで魅せるのではなく、観客と一緒にライブを作っている感じが強かった。誰よりも「音楽」をしていたと思う。Teleの曲はずっと前から聴いていて知っている分、曲への入り込みも強かった。まるでMVの登場人物になったかのような気持ちになった。Teleの透明で愛のある曲がダイレクトに自分に入ってくる感じがして、思わず涙ぐんでしまった。曲で泣いたのは人生で2回目である。ちなみに初めて泣いたのはポケモンDPのオープニングを聴いたら懐かしすぎて泣いた。
TeleやヤバTの時に感じたことだが、皆で歌うパートがあるのが俺は好きなんだなあと思った。
・WurtS
今回のフェスの大本命。なぜならWurtSの時間帯で年を越すから。
WurtSは今回一緒に行ったアル中の友達から勧めてもらったアーティストで、ドライブする時によくかけている。だから曲は聞いてもどんな人なのかはよくわかっていなかった。
てっきり前髪が長いいかにもなバンドマンが出てくるのだろうと思っていたら短髪でキャップを深く被って登場していた。
そして思いの外喋り方が可愛かった。年越し1分前になったタイミングで「話さなきゃいけないことがある!」って言って今日来た観客とかの感謝の言葉、今後も頑張っていくという内容をちょ〜早口で捲し立てていた。そして残り10秒になったら皆でカウントダウンをして年を越した。
年を越してフゥーフゥー言ってると、分かってないよのイントロが流れ始めた。ついでに俺の全身に鳥肌が走る。観客の皆でサビを歌った。最高の気分だった。
どのアーティストもそうだが、演奏が始まる前の待ってる10分はすごく長く感じるし足も痛いのに演奏が始まって終わるまでの1時間くらいは一瞬で過ぎるし足も全く痛くなるのはすごいと思う、脳内麻薬を自分達の力で出しているなんて…。能力者か?能力者か。
・星街すいせい
正味今回のフェスはWurtSを見たら終わったも同然だったが、せっかくなら異色枠の星街すいせいも見とくかということにって橋の方で座って見てた。
正直舐めてかかっていた。「おい!絵が歌ってるらしいな!どんなもんかね!」というような上からの目線で聞き始めた。ステージの中央にスクリーンが置かれてるのを嘲笑して見てた。
歌を聞いて見てかなり魅かれた。めちゃめちゃいい曲やん。最初座って聞いていたのに気づいたら立ってリズムを取っていた。
マイクを持つ左手の中指がトラッキング特有のブレ方をしていたのと、口の形が同じ発音中に少しだけ変わっていたことから多分ちゃんと歌って踊っているんだと思う(ただ、極端にコールアンドレスポンスが少なかったので疑惑の余地はある。それを差し引いても魅力的だったが)。
てっきり録画を流すんだろうなあとか思っていたが、できるだけ「いる感じ」を出しているスタッフの本気を見た気がした。曲もカッコよくて壮厳な感じで良かった。ただ、初っ端のMCで言ってた口上はちょいと恥ずいなと思った。ファンになったらノレると思うが…。今後もソワラは聞こうと思う。
星街すいせい。いや、すいちゃん。推させていただきます!
この後はなとりを聞こうとしたがありえないくらい混んでいたので酒を飲むことにした。
帰ろうにも午前2時半。帰ることができないのである。朝、友達の家に凸しに行くかと冗談で話していたがその話が現実味を帯びてきていた。
とりあえず楽しくなるまで酔って、会場をお散歩して休憩エリアまで行った。大トリのすりぃまでかなり時間があったので休憩エリアで少し昼寝でもするかなと思ったが普通に寝過ごしたので始発で帰った。
cdj、めちゃめちゃ楽しかった。今回は2日参加ということもあり余裕があった。酒や食べ物もこれでもかというくらい堪能したし、全ての喫煙所も制覇した。
前回のフェスは1人で行ったが、やはり複数人で行った方が楽しいなと思った。次回はまた友達といきたいものである。
皆さん思い思いの年末を過ごされたと思います。楽しいことも辛いこともあったと思うけど、必要なものだけ2025年に持っていこう。出来るだけ身軽な状態で2025年を迎えた方がいいと思う。どうせ今年も抱えるし。
もし何か捨てきれないものがあれば、身近や人に背負わせてもいいと思う。その代わり身近な人の捨てきれないものも一緒に背負ってあげよう。持ちつ持たれつというやつだ。俺の手も借りたいとなったら相談してください。気が向いたら持ちます。
ということでフェスにかこつけてエモいこと書いて見ました。
2024年はありがとう。今年もよろしく!!!