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「そうくるか⁉」「そうきたか⁉」の     効能。

シンガーソングライターのさだまさしさんは、さださんの元制作マネージャー松本秀男さんいわく、「ほめる達人」「言葉の達人」なのだそうです。

さださんは、「それ、すっごく面白いと思う」「最高だね!完璧だわ!」
「よくここまで仕上げたねぇ、やるもんだなあ」「美味い! 絶品!」などちょっとした短い言葉のプレゼントを、いつも惜しげもなく周りの人たちに配ってくれます。

ほめる達人だって、カチンとくることもあります。相手に「なにやってるんだ!」と言いたくなるシチュエーションだってあります。「なにやってるんだ!」という時には、「そうくるか⁉」「そうきたか⁉」でいったん受け止める。

『さだまさしから届いた見えない贈り物』
松本秀男より一部抜粋編集

「そうくるか⁉」「そうきたか⁉」の言葉、怒る方、怒られる方両者にいい影響をおよぼすんですよね。

上司、部下の関係だとして、
怒る方は、「なにやってるんだ!」とストレートに怒りをぶつけることなく、「そうきたか⁉」やれやれ😥のごとく、冷静さと面白みをもって相手に使えることができる。そして、面白いことに、自分の器の大きさが相手に自然に伝わっていく。

怒られる側は、ストレートにいかりをぶつけられると、なぜか反発して文句の一つも口にしてしまいそうなところを、「そうくるか⁉」「そうきたか⁉」ってこられると、怒りを返しそびれる。なぜか素直に反省してしまう。この人スゴイな~って思ってしまう。笑

両者になぜか、殺伐さが消えて、面白味や楽しい、穏やかな空気が流れるんですよね。

この言葉、いろんな場面で使えそう。
例えば、いつもこころに針をチクチク刺してくるひとに、何か言われても心の中で、「そうきたか⁉」「またきたか⁉」(←これは応用編)って大人の余裕でちょっと面白がる。(この場合、あくまでも心の中で、面白がってください。笑)

対人関係だけでなく、自分に不都合な事が起きた時や、ピンチなとき、「そうくるか⁉」「そうきたか⁉」って一旦は受け止めてみる。もちろん、不都合な状態だしピンチなんだから、血の気が引いたり、落ち込むんだろうけど、少しの冷静さと余裕みたいなものが微量にでもあると、打開策も見つけやすいと思う。

世の中も、人との関係も、人生も、予想がつくようでつかない、思いどおりにいくようで全く思い通りにいかない。
そんな中で、どんなふうに面白がっていけるか、遊んでいけるか。

言葉ひとつの使い方で人間同士の付き合いにも、自分の人生にもゆとりや、ユーモアを入れることができるんだなってちょっと楽しくなります。そのうえ、何だかんだ、工夫していくうちに、少しづつ自分の器もおおきくなっていけたらラッキーですよね。笑


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