【詩】雀の恋心
一緒に飛ぶときに
きみが起こす空気の渦が好き
それに乗って浮き上がるとき
ぼくはとっても幸せ
羽ばたきの回数にも
きみのセンスが光ってる
振り返るときの首の動きと横顔を見て
ぼくはぼうっとしちゃう
みんなで電線に止まって夕陽を浴びているときも
きみのことが気になって仕方ない
一緒に虫を探しているときのドキドキ
きみに伝わっているかなぁ
これからも一緒だといいな
広い空で迷子にならないようにね
冬枯れの草木の間を飛び回りながら
ピーチクパーチクしている二羽の雀に
このような記憶を見たのです
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