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EBt で新しくPC/Androidを追加したときの操作と同期処理について
今回のリリースでそれなりにうまく動くようになった PC / Android 間での同期機能について簡単に説明します。
なお、同期機能を利用するには Single User 版が必要です。これは、年間サブスクリプション(200円/年)が必要です。さほど高くもないので、お買い上げいただけますと幸いです。
特徴!
クラウドサーバー不要です。
同一ユーザーで設定した EBt であれば、同一ネットワーク上で動作しているPC/Androidを検出すればいつでも勝手に同期します。
同期途中で接続を切っても構いません。見つけたら勝手に同期します。
最後に修正したものが生き残るというルールにしました。OneDrive 等で起きる衝突はこのルールがあるので発生しません。
ちょっと残念なところ
Android 間での同期はできません。(Android の制限のため)
データが増えるとかなり同期に時間がかかる。(仕方ない)
UDP のブロードキャストパケットが届かないところとは同期できない。(仕組み上の制限)
たまに同期リクエストを取りこぼす(仕組み上の制限)
こういう同期をするソフトは EBt 以外にも無いわけではないと思いますが、最近は同期と言えばクラウド前提!みたいな流れがあるので、そうではない方法もあるという事を理解していただくだけでも良いと思います。
ちなみに、UDP のブロードキャストパケットがわからん!という方もいらっしゃるかと思います。まぁ、一般家庭ならば、家の中にあるPC/Android は通常 UDP のブロードキャストパケットは届くので、さして気にする必要はありません。
但し、何故か家の中でルータを複数段重ねていたり、サブネットを切っている人とか、そういう人は通信の恩恵にあずかれないので注意しましょう。レアですが。
あと、企業などではサブネットを切っているところが多いので、IPアドレスから届く範囲を推定してください。
同期手順
ありがちな手順です。既にあるPCでパスコードを発行し、新しい PC / Android でパスコードを入力するだけです。
但し、パスコードが入力できるのは初回起動の時だけです。
というわけでこんな感じ。
既にある PC 版 EBt の右上にある「各種設定」ボタンを押す。すると、設定タブが開く。
利用端末の追加という行があるので、その右端にある「追加」ボタンを押す。すると、ダイアログで 6 桁のワンタイムパスワード(数字)が表示されるのでそれをメモする。但し、有効期限は15分なので注意。
新しい端末で初回起動するときに「ワンタイムパスワードを使った同期」という項目があるので、そこで先ほどメモした6桁のワンタイムパスワードを入力し「同期開始」ボタンを押す。すると、適当に同期が始まります。
なお、UDPのパケットは結構届かないことがあるので、1分経っても同期が始まらなかったら失敗だと見なして再実行してください。中断ボタンを押せばOKです。
PCならもうちょっと同期は楽
同機は結構時間がかかります。なので、PC版は既に動いているPCでバックアップを作り、新しいPCでリストアするという方法があります。こっちの方が楽です。
元のPCが生きている状態で、別のPCにリストアしても問題なく動作しますのでご安心を。
なお、もうちょっと動悸を速くするべきではないかな?という感覚もあります。高速化のアイデアもありますが、ちょっと手が回らないというのが現状です。
なので、その辺は今後に期待してください。
最後に
EBt は、現在 Microsoft と Google のアプリケーションストアで公開しています。
Free 版(同期機能がありません, 無料)
Single User 版(同期機能あり, 200円/年)
Android 版(同期機能あり, 無料)
便利に使えるソフトだと思いますので、まずは無料版でお試しください。
データ形式は共通なので、バックアップファイル経由で Free 版から Single User 版に乗り換えもできます。
記事もどんどん増やしていきますので、気になったら覗いて下さい。
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修正が追いついていない現状ですが、頑張ってメンテナンスしていきます。
ちょくちょく覗いていただけますと幸いです。