おかだ@野良DS

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最近の記事

近日中に公開予定の EBt の内容です

はじめに久しぶりです。EBt の結構大規模な更新が終わったので、ざっと一月弱ぶりでの公開をします。 なにせ、多機能になりまくった EBt ですが、特にサーバーとの連携にちょっと課題がありまして、頑張ってそこを直していました。 結果、かなり安定して動作するようになりました。 というわけで EBt Server がようやく使い物になるようになってきましたEBt Server に保存したデータへのアクセスがいまいちうまく出来ていなかったりとか色々あったのですが、今回、その辺の問題

    • EBt を使ったタスク管理の一例

      はじめにEBt をうまく使おう!という記事があんまり書けていないのです。良くないです。というわけで、今回は EBt を使った日々のタスク管理について書きたいと思います。 日々のタスクについて考えてみましょうまぁ、世の中色々な方法があります。本当に色々あります。で、どの方法が良い悪いとかそういう議論をする気はありません。自分の気に入った方法でやるのが良いのです。 というわけで、私の考え方を今からだらだらと書きます。 基本的な発想は「できるだけ面倒くさいことはやらない」です。

      • 文明の補給線

        はじめにこれから書くのは私の単なる独りよがりの主張でしかありません。ですから、馬鹿なことを言っているなと思って頂ければそれで十分です。そんな事は起きないのであれば、それほど素晴らしいことはありません。 でも、自分の知る限りの情報を総合すると、どうもこの結論になってしまうので。 というわけで、ご興味がありましたら、私の戯れ言にお付き合いいただければ幸いです。 補給線は大事です戦争の話をしているのではありません。一般論としての補給線です。補給というのも概念としてもっと広く考え

        • EBt を災害時の情報共有で使ってもらいたい

          巨大地震の不安が強くなってきた中、EBt をサーバーなしでも動くような形で実装した理由も含めてこの辺の意図をちょっと説明したいと思います。 EBt でクラウドを使わない方針とした理由の一つは東日本大震災でした理由は当然一つではない。ただ、その理由の中の一つで結構大きいのが東日本大震災だったということです。地震後、インターネットは問題なく使えましたし、別にクラウドサービスは結構頑健だなぁなんて思ったりもしました。 とはいえ、インターネットはちゃんと動いているにもかかわらず、

          EBt のユーザー間メッセージ処理について

          EBt を複数ユーザーで協調して使用する場合、ユーザー間でのメッセージ処理がとても重要になります。 この記事では、EBt でどのようにメッセージ処理を行っているかを解説します。 基本的な概念メッセージ本体は、実はメモそのもので実現しています。だから、送信したメッセージは全てメモの形で DB 内に保存されています。 メッセージは時系列での繋がりと考え、時系列でメモを並べることが出来るスレッドという概念を新たに追加しました。誰かとの間でメモをやりとりする場合、このスレッドを利用

          EBt のユーザー間メッセージ処理について

          EBt のマルチユーザー対応について

          EBt の Standard Edition は現在マルチユーザーでの利用をサポートしています。このドキュメントでは、EBt のマルチユーザーの考え方について説明します。 一人のユーザーが持つユーザー情報について一人のユーザーが複数のユーザー情報を持つことが可能となっております。 これは、プロジェクトなどでユーザー情報を分けたくなるケースがあるからです。例えば、複数のプロジェクトを持っているならば、プロジェクト単位でユーザーを作り、プロジェクト単位で管理して言う方が良いであ

          EBt のマルチユーザー対応について

          EBt の紹介~結構な歴史のあるメモツールです~

          ちょっとした歴史の紹介EBt は結構な歴史のあるメモツールです。但し、歴史が無駄にあるだけでそれほど有名というわけではありません。 ただ、基本的な発想はずっと変わらず、メモとリンクで全てを管理するというものです。これはずっと変わらない軸です。そして、この軸は幸か不幸かあまり他のソフトで使われてはいません。便利なんですけどね。 というわけで、こういう数少ないリンクベースのメモアプリとして、EBt は地道に開発を続けています。 ただ、EBt も メジャーバージョンが3になり、

          EBt の紹介~結構な歴史のあるメモツールです~

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          EBt の考え方に関連する記事一覧EBt の紹介~結構な歴史のあるメモツールです~ EBt の使い方に関連する記事一覧EBt を使ったタスク管理の一例 マルチユーザーに関連する情報EBt のマルチユーザー対応について EBt のユーザー間メッセージ処理について EBt の雑多情報EBt 関連の記事のまとめです

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          性善説の限界が来ているような気がする

          はじめに~今日は愚痴です~なんというか、性善説で物事を考えることは難しくなってきたなと感じています。今日はこれについて書きたいと思います。 ルールは守るもの?大抵の人はそう教えられてきたし、そう信じているかと思います。でも、自分や自分の周りを見てもみんなルールを守っているのか?ということを考えてみるべきかと思います。 多くの人はルールを守るではなく自分にとって必要なルールと不要なルールに無意識に分類し、不要なルールは無視する傾向があると思います。 なお、ここで言うルールは法

          性善説の限界が来ているような気がする

          野良DBの適当な解説~ぼやっとしたデータは性能が落ちる

          最初のQA質問)機械学習の苦手なデータって何があるの? 回答)対象がぼんやりしていると性能は出ないかな。 解説しようまぁ、工業系ではあんまりないんですけど、実世界では対象がぼんやりしていることはよくあります。 わかりやすいのは人間。明日出掛けるか出掛けないかを予測するモデルなんてもの、作ったとしてもぜんぜん性能なんてでないですよね。 人間って、行動とかそういうものががっちり決まっているものじゃないんですよ。かなーりぼんやりしている。だから、性能を出すことはとても難しい。

          野良DBの適当な解説~ぼやっとしたデータは性能が落ちる

          EBt の分散DBについて

          はじめにEBt では、ちょっと特殊な DB 構造をとっています。具体的には、データをフルセット持っている DB の存在を仮定していません。つまり、データの完全性を保証しない DB です。でもまぁ、一人で1台のPCで使っている場合は、完全制覇当然のように担保されます。分散したときに完全性が満たされなくなるということです。 完全性を捨てたけどデータにアクセスできないとかそういうわけではありません。EBt の DB の基本発想は全てのデータはどこかのPCにあるので、必要になったと

          EBt の分散DBについて

          EBt が新しくなります

          新しくなるんですまぁ、EBt3 で最初に狙っていたところまで何とか届き始めました。 というわけで、今日はその辺のところを書きます。 単なるメモアプリとしてスタートした EBt ですが、根っこの思想はそのままに、結構な進化を遂げています。 出来ることの基本は一緒リンクを使ったメモの管理をする。これは一緒です。EBt として、この軸がぶれるようなことがあってはいけないと思っています。 そうじゃなくって、リンクでメモの管理をするだけじゃもったいないので、リンクで出来ることをどんど

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          聞くことの善し悪し

          はじめに今日は、最近思う事をなんか書いてみたいと思います。 それは、ずっと昔からある質問についてのこと。 なんというか、ずっとすっきりしない問題でもあるので。 わからないことは質問すべき?建前としてよく言われることです。わからなかったら質問しろよって言われますよね。じゃあ、質問すれば良いよね?って思うけど、実のところそうとも言えない状況もあります。 質問すると怒られることがある。正直、全ての質問に答えられる人はいないし、何でもかんでも質問されるとそれはそれで問題になります

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          野良DSの適当な解説~学習に必要なデータ数ってどれぐらいなの?

          最初のQA質問)機械学習のデータってどれぐらい用意すればいいの? 回答)必要な量を用意するのはほぼ無理です。だから、データが足りないことを常に意識して対応しましょう。 解説しよう機械学習が学習フェーズでやっていることは、変数の推定であるとここ(機械学習の学習ってなに?)で書きました。 んで、一番素直なケースでは、未知の変数の数だけデータがないと変数の推定は出来ません。 f(x,y) = ax + by + c なんて場合で、f() = 0 となるような a,b,c の組み合

          野良DSの適当な解説~学習に必要なデータ数ってどれぐらいなの?

          野良DSの適当な解説~機械学習の学習ってなに?

          最初のQA質問)機械学習の学習って実際のところ何やってるの? 回答)大抵の場合、嫌になるぐらいたくさんの変数の値を決めているよ。 解説しようまぁ、そもそも機械学習ってなんやねんという話も大事なのですが、今回は機械学習ってどういう仕組みなん?ってところを書きます。 機械学習は、シンプルに書くと、入力データを入力として、何らかの結果を出力する関数(モデルと言います)を使って複雑な判断を行うものです。 特徴は、関数の各種パラメタを人間ではなく、学習というフェーズで決定することです

          野良DSの適当な解説~機械学習の学習ってなに?

          最高を求めてはいけない

          最近思う事みんな、最高のものを求めているような気がするんだよなぁ。 だから、いろんなことのレベルが際限なく上がっていき、際限なくコストも上がっていく。 そりゃ、いろんなところで破綻してしまう。 もちろん、最高のものは欲しい。でも、それは贅沢なんじゃないかな?無限に資源があるのであれば別に求めても構わないけど、経済が縮小している今の日本で、最高のものを求める余裕なんてあるんかいな?って思ったりするわけです。 なお、昔書いた独りよがりになってはいないか?に近い内容です。なんか

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