見出し画像

EBt3 Link Memo Tool を公開しました!

懐かしい人には懐かしいEBt

いきなり歴史の話をすると面倒くさい印象を持たれるので手短に。
EBt という、遙か昔に Linux Zaurus で作っていたアプリがあります。これは、メモをリンクで管理するというなかなか変なソフトで、一部の人に評価してもらいつつもマイナーな世界からいまいち抜け出せないソフトでした。
実は、Ruby で開発したそれは、C++, Java, C# と言語を乗り継ぎ、プラットフォームも Linux Zaurus から Windows(Form), Windows(WPF), Android と色々と環境を乗り継ぎ、とうとう WinUI 3 のアプリとして新しい環境への対応が終わりました。2023/07/13 現在、まだ機能開発が出来ていないところが多いのですが、まずは使えるものとして公開しました。

Link Memo って何?

なんか、世の中色々な目もソフトがあります。みんな、ビジュアル的には凝っていて見た感じとってもいい感じです。でも、使っているうちに段々としんどくなってくる。これもいろんなソフトに共通することです。
その原因の主なものはメモの整頓という基本的な機能が非常に貧弱であるという事です。この問題を解決せず、メモを使いこなすことは出来ないでしょう。
Link Memo はその問題に対する私なりの回答です。全てのメモは何らかの別のメモにリンクする、ただそれだけです。イメージ的には、html のハイパーリンクに似ています。でも、リンクのメンテナンスとか、そういったことは全てシステムがやる。リンクは基本的に双方向など、色々なクセがあります。だから、万人向きではない。でも、フィットする人にはたまらないソフト、それが Link Memo である EBt です。

メモってたくさん作るものじゃないのでは?

そんな事はありません。多くの人がメモをたくさんとらない理由は単純で管理できないからです。管理できるようになると、当然メモに対する考え方も変わります。だから、それをサポートするソフトが必要なのです。
メモが管理できるようになるとどうなるか?というイメージはなかなか湧かないと思います。それはそうです。メモは書いて捨てるもの。そう思っていたからです。
でも、メモをとる人たちは、メモが大切なことを知っているはずです。そういう人たちを支援することが、私の目標でもあります。

メモを管理する方法

これが一番重要な点です。何故なら、従来の方法では小さな情報の集合体であるメモを管理することが困難だからです。
だから、私は EBt でのデータ管理方法を今までとは違うものとしました。多くの人は、ツリー型でデータを管理します。多くの書籍はそんな形でデータを管理しますね。それに、多くの人はそういう管理をする用に教育されています。だから、その発想は極めて自然です。でも、ツリー型のデータ管理には限界があるのです。

そもそも、メモはそんな深く考えて作るものじゃないし、ツリー型の分類は視点が一つしか入っていないから複数の視点でのデータ管理は絶望的。だから、世の中にあるツリーベースでのデータ管理ソフトはいきなり限界に到達します。

検索ベースの管理方法はどうなの?

検索エンジンの持つ欠点と同じ問題を含みます。それは、キーワードを知らないとどうにも検索できないという事です。最近の LLM の進歩により、その辺も何とかなりそうな流れも出てきていますが、まぁ、LLM の使い方のコツをつかまないとやっぱり目標とするデータに到達することは難しいでしょう。
もちろん、検索ベースの方法でデータにリーチすることは可能です。でも、それだけで良いのか?ということは常に思っていた方が良いでしょう。

タグベースの管理方法はどうなの?

タグは、数が少ないときに有効な手法です。タグの数が増えるとやっぱりしんどいですし、タグを知っていることという大前提は残ります。

ならばどうすればいいの?

だからリンクを使って管理するのです。データの管理はネットワーク構造が良い。それが私の信念です。

リンク=ネットワークでデータを管理する

この考え方、最近の人はWebブラウジングで経験しているので結構簡単に理解できるかと思います。全てのデータは何らかの関連性を持つ。だから、その関連性をベースにデータを管理するのです。
実のところ、関連性をベースにデータを表示するというのは、全然新しい概念ではありません。検索エンジンだって、キーワードというものをベースに関連性を調べて表示しているだけです。
違う点は、その関連性を自分で制御するかどうかです。EBt は自分で制御することを前面に打ち立てています。
リンクでデータを管理することの利点は、いくつかあります。これは改めて記事を起こしますが簡単に列挙するとこんな感じです。

  • 視点(データ分類の切り口)を複数持つことが可能

  • 自分でコントロールすることで、意図しないデータの繋がりの排除が可能

但し、自分でコントロールするという事は、それだけ不可が高くなると言うことでもあります。そのために、検索機能も近々実装する予定ではあります。

今回はこれぐらいにしておきます。

書き始めると止まらないので、今回はこの辺にしておきます。

アプリケーションは、既に Windows のストアアプリとして公開済です。

もし、ご興味などありましたらお使いいただけますと幸いです。

マニュアル等は、これから書いていきますので、少々お待ちください。

いいなと思ったら応援しよう!