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私の小説の書き方 Lv.2(対策編)

執筆を開始して2か月で見えてきた壁。
『文章が綴れない病』

2か月その壁と向き合って、その壁を越える準備をした。
(簡単に言うと、2か月書いて2か月休んだ)

そこで原因を分析した結果、以下の3つの壁にぶち当たっていると整理。

執筆2か月目の壁
1.たぶん、”構成”の壁にぶつかっている
2.たぶん、描きたい物語が壮大過ぎて心が折れている
3.たぶん、マネタイズまでの道のりの解像度が上がって、想定を超えた

私の小説の書き方 Lv.2

1番目と3番目は、腹をくくってやるしかない、ということで、本編に覚悟を記載したが、本編に書ききれなかった2番目の壁についての対策編として、個別の記事を追加する。

『たぶん、描きたい物語が壮大過ぎて心が折れている』への対策


具体的な対策としては、2番目の「物語の長さ」に対する方法を考える。

その前に、対策に必要になる”書くための速度”についても触れておく。

執筆開始時の目標として、自分の書くスピードの程度、というのを挙げていた。
とにかく書いて、時間と文字数を記録して、その内容と位置づけを備忘としいくつかにカテゴライズして分類し続けた。

MS OfficeのOneNoteを使っているので、時間の記録は書き始めの位置に
Shift+Alt+D Shift+Alt+T で、2024/10/1 10:00 という1行を入れておき、休憩と再開のたびに1行入れて実質時間を測定する。
そして、文字数カウントはWindowsシェルで簡単なマクロを作って、選択(コピー)した文字数をカウント、それらをExcelの表にただ入力していく。
・・・簡単で便利な方法なので詳細は別途、ご紹介したい。

で、その結果把握した実態を分析した結果、

  • 最速ペース 約2,000文字/時間(連続では30分~1時間が限界)

  • 最遅ペース 約700文字/時間(難しいシーンなど数時間格闘の結果)

  • 頻出ペース 約1,300~1,800文字/時間

これらを鑑みて、

 私の執筆速度 = 1,500文字/時間

という結論を得たことは、個人的に非常に大きい。

今後、執筆のレベルが上がったり傾向が変わったりしていくと、これらが早くなるのか遅くなるのか、その辺も楽しみにウォッチしていきたいデータだ。

さらに、2か月の執筆で確認できた事実として、
私の描きたい物語は、約1万文字で一区切りつきやすい、というのも見えてきた。

短編小説が1万文字、2時間のスペシャルドラマ1本相当、というのが体感として理解できる。

日本のドラマはワンクールとして、1時間×12話が多い。
しかし私の頭の中は、どうやら、コナンやキングダム、中国・韓国ドラマなど、24~36話あるような長編が多い気がしてきた。
もちろん、1番目の課題でもある”構成”により、バッサリ不要な部分をカットして中身を濃くする方法もそのうち身に着けていく必要があると思うが、一旦は、描きたいと思うものを書き上げてみる、という目的に向かって進んでいこうとしてみる。

もう一つの重要な事実として、自分の性格や能力、体力や脳の構造も無視できないので、それも考慮する必要がある。
私の場合は、集中力の続かないADHDの傾向がある、と自認しているため、長編を完成させるというのは、それに抗う、かなり困難なことなのだと気付いた。

やりたいことはいっぱいある、でもやり遂げることができない。
単なる怠け者のいい訳だと片付けることもできるけど、今は時代が違う。
まずは自分の長所を伸ばそう、短所は他の力を借りて克服していけばいい、そんな前向きな考え方をするべき時代だから。
そういう”時代に沿った考え方”を取り入れて対策を考えてみた。

<対策案>
執筆速度と集中力と時間の確保しやすさを考慮して、2時間3,000文字前後で書けるひと塊として書いていってみる。

これがどういう成果につながるか、つながらないか、分からないけど、しばらく実践してみようと思う。

何?たったそれだけ?
と思われるかもしれないが、こういう小さな縛りが自分の生き方を随分と楽にしてくれるということも多い。
そして、こういう小さな縛り、決め事が、本質的な課題を浮き彫りにしてくれることも多いものだ。

実はこの、”2時間”っていうのもまた地味に重要で、
自分のライフスタイル(確保できる時間)に合わせると、1時間半~2時間のコマが使いやすいということが分かった。これも、最初の2か月の成果だ。

仕事が無い日の午前中。これが1時間では、全然作業が進まないもので。
昼を食べた後、13時から18時くらいまで4~5時間あるじゃん!って思っても、実質、調べものとか買い物とか訪問とか家事とか休憩とかもあってフルでは使えないことが多く、午後の時間の使い方が、1日の計画が破綻する原因になりがちだった。
そして意外に安定して使えたのが夕食後~就寝までの数時間。
午後さぼったから、寝る前に30分でも1時間だけでも、と思って始めると意外と集中して作業がはかどり2~3時間あっという間に過ぎることが多かった。

つまり、午前2時間、午後2時間、夕食後に2時間。
その全てまたは組み合わせ。
このまとまった時間の使い方が執筆スタイルとして定着すれば、すごく楽に負担なく安定して続けられる気がする。
今は、早く、この”安定”が欲しい。

さらに、1時間1,500文字では話が進まない、ノッてきたところでタイムアップになることが多いし、3時間は集中力が切れてきて執筆速度が落ちやすい傾向も見えたので、おそらく、大学の時間割でも証明されているように、1時間半が人間の最適な作業効率の時間間隔なのだろう。
そこに、エンジンかかるまでのバッファを入れて2時間。
バッファ30分の内訳としては、
最初の15分は、Where we are(どこまで話したっけ)の思い出しの時間、そして終わりの15分は、ざっと読み直して次回のための構想メモを残しておく、という作業に使うことになると想定。

こういう、計画ばっかりしっかりたてるのがADHDの傾向らしい。
けど、そんなアホな自分が好きだし、それが私らしくて生きやすい生き方なんだから、楽しんでいる。

まぁ、全てはやってみなければ分からない。

毎回、今日の自分の想像を超えてくる(成果も壁も)から、楽しみだ。

このNoteも約2,300文字、約1時間。

こういう散文や考えをそのままダンプする文章は書きやすいし、早いよね。

そうそう、人の気持ちに寄り添うのが苦手と言われるADHD傾向、だからたぶん、読者に寄り添おうと思うと、途端に書けなくなる、っていう可能性も視野に入れている。

その辺も、客観的な事実と、主観的な自分の内的な反応とを擦り合わせながら、分析して対策していかなくてはならないだろう。

まぁ、その物語は、またその時に。

とりあえず、2週間、この2時間区切り対策で、様子を見てみようと思う。

少しずつでも、物語を紡いで前に進めますように。

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