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乗り物に乗るだけ、観光ほぼゼロの箱根日帰り旅行(甘柑荘@小田原への寄り道付き)

10月中旬になって、やっと外出してもよさそうな気温になってきた。
夏休みは終わったし紅葉シーズンにはまだ早いので、まだ混雑がマシな時期なのでは。
そう考えて箱根に行ってきた。ひたすら乗り物に乗って移動するだけのために。


旅行計画

前提条件

・出発&到着地:東京
・日程:日帰り
・人数:大人二人
・利用交通機関:公共交通機関のみ

箱根の道はいつも混んでるらしいから車はなし。
ホテルは高すぎて泊まれない。
だから日帰り一択。

行きたいところ/やりたいこと

・大涌谷
・箱根登山電車
・ロープウェイ桃源台駅
・甘柑荘

箱根に行くなら大涌谷は行ってみたいと思っていた。
電車は乗り物好きの相方の希望。
駅には猫がいるという噂。
甘柑荘は「虎に翼」関連。

甘柑荘は金曜と日曜にしか開いていないので、そこにあわせて日曜に決定。

当日

9:00 新宿→小田原(電車)

小田急の特急でまずは小田原へ。
事前に購入しておいた「箱根フリーパス」は紙なので改札でハンコを押してもらう。
電子チケットならQRコードで改札を通れたからそっちのほうが駅員さんの手も煩わせなくてよかったかも。
列車は満席の表示。座席予約もしておいて正解だった。

11:00 甘柑荘

10時に小田原に到着。11時まで時間があるので小田原駅からのんびり歩いて向かうことにする。

甘柑荘は初代最高裁判所長官・三淵忠彦さんが建てた別荘で、「虎に翼」の主人公のモデルである三淵嘉子さんのゆかりの場所でもある。
定期公開は来年3月までとのこと。

駅ビルに「ちもと」があったので湯もちを購入。持帰り用を買うだけならこちらのほうが空いてて買いやすい。

5分前ごろに現地到着。すでに30人ほどの行列ができている。
一度に入れるのは20名ほどに制限されていて、あとは入れ替わりで見学することになる。

床の間も玄関もないシンプルな造りで、
建てた人の飾らないお人柄が偲ばれる家だった
ドラマに出てきた尊属殺の判決が報じられた当時の新聞
題字下広告のプリットの日本発売は1970年

12:01 箱根板橋→箱根湯本(小田急)

小田急の各停で箱根湯本へ。いかにも観光客という人たちで混んでいる。

12:35 箱根湯本→芦ノ湖(バス)

いよいよ箱根観光スタート。
箱根湯本から強羅、大涌谷、芦ノ湖と回るのを「ゴールデンコース」というらしい。

箱根ナビ「箱根フリーパス」よりhttps://www.hakonenavi.jp/transportation/ticket/freepass/

人気のコースだけに混むだろうから、今回は逆に回ることにして、まずはバスで芦ノ湖へ向かう。

やはり道は混んでいて、スムーズに行けば30分ほどのところ1時間以上かかって到着。

14:00 元箱根港→桃源台港(船)

海賊船も大行列。それでも次の船を待たないといけないほどではない。

待っている間、遠くから徐々に近づいてくる姿が見える。近づくとおもちゃ感が勝ってしまうので遠くに見えているぐらいがいい。
8月に見たアメリゴ・ヴェスプッチ号も動いている姿を見てみたいな。

船は甲板まで人だらけ。座り込んでいる人もいて歩くのが大変なレベル。
特別船室は売り切れてたけど甲板にも余裕があるし、また乗る機会があればそっちにしよう。

にしてもなぜ湖で海賊船?

15:05 桃源台→大涌谷(ロープウェイ)

30分弱で船旅は終了して次はロープウェイ。
駅の外まで行列が続いている。
船に乗る人たちも大行列。
待ち時間が30分ほどあったので駐車場の猫は堪能できた。

撫でられても気にせずお昼寝続行

ロープウェイからの景色は楽しい。
紅葉シーズンはそれはそれは素敵だと思う。

15:25 大涌谷→早雲山(ロープウェイ)

ロープウェイから大涌谷が見えてくる。
それまで足元に見えていた緑がなくなる。

ロープウェイを降りると、駅の窓からももくもくしているのがよく見える。

阿蘇のように火口を見下ろすのとは違い、噴気が上がっているところが見上げる位置にもある。
研究路を歩くツアーもあるので、次はそれに行ってみたい。

早雲山行きロープウェイからの景色

見たかった大涌谷も5分ほどで切り上げ、黒たまごも買わずに再度ロープウェイに乗って早雲山へ。
桃源台行きは長い行列ができてるけど、早雲山行きは待ち時間なし。

着いた「cu―mo箱根」でハガキを買って、そこにあるポストに投函。

ここで投函したハガキには風景印を押してもらえる

16:08 早雲山→強羅(ケーブルカー)

ロープウェイの駅の下にケーブルカーの駅。
発車時刻の数分前にホームに着いた時には40〜50人ぐらいしかいなかったけど、出発までにどんどん人が増えて車内は満員に。
時間が遅いせいか着いたケーブルカーから降りる人はほとんどいなかった。

17:08 強羅→箱根湯本(登山電車)

いよいよ最後の目的である登山電車に乗る。
電車は3回スイッチバックしながら降っていく。進む向きが変わるのはわかるけど、そんなに傾斜があるようには感じない。

運転士さんは走って移動

18:00 箱根湯本→箱根湯寮(送迎バス)

箱根湯本に戻ってきてご飯を食べようと思ったけど、お店自体が少ないし数少ないお店には行列ができている。
宿泊先で夕飯を食べる人が多いから、夜営業しているお店は少ないのかもしれない。

とりあえずのつもりで串ハンバーグと鶏の唐揚げを購入。これがおいしいしボリュームもあって十分晩ごはんになってしまった。
お昼も乗り物待ちしながらのおにぎりだったし、今日はお店で食べることがないままだった。

せっかくの箱根なので温泉も入りたい。
箱根湯本から無料送迎バスで行ける「箱根湯寮」へ。ここも人が多くて受付も順番待ち。
中に入ると露天風呂が複数あって、明るいうちに来たほうが景色が見られていいかも。

最後に内湯にも入ろうとしたら塩素臭がして温泉気分が吹き飛んだ。

19:15 箱根湯本→新宿(小田急)

新宿への直通はもう終わっていたので小田原まで各停で移動。念のため帰りも指定席にしたけど、急行も空いていたからそっちで十分だった。

旅を終えて

見たいものは見られたし乗りたいものにも乗れた。甘柑荘が11時からだったからその分箱根にいる時間が短くなったけど十分に楽しんだ。

ゴールデンコースを逆回りしたことが正解だったのかはわからない。
船やロープウェイでは反対方向のほうがより混んでいた気はするけど、時間の問題かもしれない。

「箱根フリーパス」は約1,100円お得になった。金額よりいちいち切符を買う手間がいらないのがよかった。

箱根の魅力は正直まだよくわからない。
また機会があれば次こそちゃんと観光もして魅力を理解したい。

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