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配信慣れに伴う「トラブルだと意識できなくなる音声トラブル」について

以前(昨日)、「配信業がメジャーになってくると一人でも多くのサブスクリプションを得ることが当事者の生活に直結してくるから、例えばゲーム実況で生きていきたいなら魅せ技がないときつそうだし、それができないなら喋りでなんとか視聴者の離脱を図ろうとするだろうよね」みたいなお話をしました。ヘッダ画像をお借りしています。

今回はじゃあ業としての配信生活に慣れが生じると訪れる慢心期間に起こりそうな音声のトラブルはなんだろうと考えたい。と思っていたけど業界の成り立ちみたいなものを自分の中で整理したくなってしまったため余談が多い。

音声トラブルへのフィードバックがあるのかないのか

トラブルって言うけど垂れ流している本人はトラブルだと認識しなかったり(当事者意識が低いとも、エンドユーザ側の聴覚的健康に気遣う意識がないとも、細かいことを気にしないおおらかな方なんだとも言えるでしょう)、逆にそのような欠点(便宜上音声トラブルを全き欠点であると断定してしまいますが)こそ愛らしい、愛しい、当人らしいと認識してしまうファンがいたりするかもしれません。

マルチチャンネルネットワークは流石に注意喚起ぐらいするやろ

後者はいわゆる全肯定ファンといえるでしょうか。正義をしようと悪事を働こうと、それでいいと褒めてくれてしまうため、自ずとフィードバックは受けられない。自分には何が足りないのか、といった市場調査は当初から投げ捨てるのと同義になるでしょう。

先日挙げた例のように、MCNに所属しているならビジネスとしてのフィードバックを受けるはず(と信じたい)なので、リスナーはただ全肯定してやるだけでいいかもしれない。でもそれだと、「わしが育てた感」が薄れる気もするけどそういう人は投げ銭が当事者意識のはけ口になるのでしょうか?

MCNには基本的にそれを運営する親会社がある。そこで資金調達して、業としての配信をする者に対してジャーマネ(マネージャー)を与える(と信じたい)。

数で数をカバーしろ理論だと管理なんて

しかしながらサブスクライブ数の多寡が収入に直結し、足りない部分を別で補填する、あるいは稼ぎ頭がいるから数の暴力で勝負するとなると畢竟人員が増えがちです。

ジャーマネの業務とはMCNが扱う配信業者ひとりひとりの配信内容を見てやり、適切なフィードバックをしてやることももはや職務として必須であると思います。

しかしながら上記のようにチャンネル数を増やしたもん勝ち的発送になると、ジャーマネひとりあたりに対して3人とか5人とか(10まで行ったら流石に破綻すると思います。上述しませんでしたが、生配信するタイプの人なのであれば業務として画面越しに居合わせる=業務として視聴者になることで不適切発言や規約違反の画面を映してしまった場合にリアルタイムで注意したり、ガチめに社内機密が漏れそうならIDパス共有による強制切断みたいにリスク管理もできるから)が常態化してしまう。

人手不足を脳死MCN全肯定がカバーするのだろうか

この考え方が横行してしまう理由は様々あるでしょうが、MCNひとつを箱と見做して、箱単位でファン化する非常に都合の良いリスナーがいることも挙げられるかもしれない。

なぜなら新規にチャンネルを開設した場合、そのチャンネルで実況なり配信なりする人がどんな性格か声か見た目か(見た目はわかっている場合が多いかも)も判明していないのに、そのMCNに属しているという背景だけで脳死でサブスクライブしてくれる人が一定数おり、思いっきりMCNに貢献しているからです。

なんなら特定のchにのみ投げ銭する人と当価値かそれ以上の価値があるとMCNによっては設定しているんじゃないだろうか。

それは意味不明にも、つべのchページの名前の横にある数値が上がり下がりするだけでその人の月収に直結する影響が出るから。そんなこと知らないままでいたかった。

斯様に、音声設定放置によるデメリットについて書きたかったんですがその前提について述べてしまったためまた次回にしましょう。


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中村風景
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