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モロクトカゲに癒やされた話

連日、意識は高そうで全く高くないながら、割と渾身の脳の動かし方をしながら字を書いていたため割と疲れがきたようでした。

それだけでなく、割と体によろしくないストレッチをしてしまっていたことがわかって即刻やめたり、新しい体に優しいストレッチは朝起きてすぐやらなければならなかったり、相変わらず家族の怪我は痛々しく、手伝う分にはそれはもう仕方ないのですが、目を離した際に転ばせてしまったことがあったり(それは相手も松葉杖に慣れない初日だけだったぽかったのであまり気にしないほうが良いのかも知れませんが……)、友達があまりSNSというかメッセージサービスと言うかにログインしていなかったり……

と、落ち込むというのではなく気落ち……別に燃え上がった試しもないのですが焦燥する、周りに任せてばっかりで自分では特に何もしていなかったくせに勝手に1人で浸っているつもりにでもなっていたかのような運動系サークルにおける夏の大会後の燃え尽き症候群のようなものが何故か体内を駆け巡っているような意識で過ごすこととなっておりました。

昼にヒルナンデスを見たり、職の業に就いている最中にバーチャルYouTuberがキャッキャウフフと遊んでいる新しい桃太郎電鉄を全くの第三者として死んだような目で見て、夜にもまた同じ桃太郎電鉄で別のバーチャルYouTuberたちが遊んでいる様をハイライトの消えた眼力で追いながら新しく覚えた上記リハビリ運動をおこなったりということをしていると1日が終わっているという所作の下に生きている気がします。

モロクトカゲ(本題)

そんな中、テレビにモロクトカゲが出ていました。

オーストラリアのエアーズロックな場所で住んでいるようで、トカゲという種類から考えるとあまり想像できない非常に遅い、緩慢な動きで蟻の群れの上に佇み、非常に素早い舌の動かし方で蟻を一匹ずつ食べて生きている姿が印象的でした。

品評会か何かの映像をアップロードされていらっしゃる方がおられたので引用いたしました。

おそらくカメレオンのような視界の広さで、眼下の蟻を堅実に確実に取得している様子で、説明に依ると一帯に敷き詰められた砂をなめてしまうことなく、体内に取り入れてしまうこと無く、蟻だけを舌で捉えられるそうで非常に能力が高いように思えました。

このやり方で1日に730匹……?も蟻を食べれるというような説明があり(もしかしたら一週間とかだったかもですが)、人間の感じる時間を勝手に尺度としてしまうとちまちましているように見えてしまうかも知れませんが、決してそうではなくモロクトカゲなりの生活を続けることに不自由はないのかも知れないと思いました。

ただ、あそこまで遅い動きで筋力その他はいかにして身につけるのだろうかということにも想いを巡らせました。

エアーズロックの辺りは砂漠みたいなものなのでしょうか?インフルエンザ並の地熱が常なため、ゆっくり動いていたのでは焼け焦げてしまいかねないようにも思うのですが……体の色を変えられるのであれば、少しは外敵からは身を守れるのかも知れません。

それでも目を狙われると蟻でも形勢逆転が狙えるそうで非常に……命がかかっているように感じます。

モロクトカゲの見た目

また、その姿について全く触れないでいてしまいましたがフォルムがなんと言いますか日本の2次元メディア寄りといいますか、誤解を恐れず日本向け、海外向けに説明するのであれば秋葉原に文化を求める若者や大人たちが好みそうなゲームに登場しそうな姿をしています。

人が創造したような姿と言って良いのでしょうか。あるいはそういったゲームに登場するキャラクターやモンスターのデザインは、日本人が預かり知らないこういった全く身近ではないという意味での秘境にいる生物から着想を得て、資料として利用して進められているようにも思えました。

ポケモンの一種です、と言って目の前に出されても信じてしまう……とは言いすぎですが、「ポケットモンスターという日本カルチャーを象徴するゲームに出てくるこのキャラクターのデザイン参考元にされた生き物です」と言って日本人やオーストラリア人以外の人に説明した場合、特に抵抗なく信じられそうなのではないかと考えました。

ポケットモンスターに全く強くないので的はずれかもしれませんが……ニドクインとかサイホーン的なフォルムといえばいいでしょうか。

きちんとしたサイトでもゲームキャラみたいというような説明がありました。

何やら身体中が棘だらけでパンクロックのTshirtのようなペイントですが、決して強く踏み込まない限りこちらに害は与えてこない感じといいますか……常にジト目で仏頂面に見える、無機質な動物離れしたところもジャパニメーション的な記号に思えたのでした。

またオーストラリアには10年に1度だけ地面にすきまなくありとあらゆる花が咲く時期があるそうで、人の手も入っていない場所なだけに古代と変わらない風景が広がっているようでした。

砂漠のサボテンは、あまりに普段雨が降らないため奇跡的にもしくは雨季か何かで水が与えられた際に、ぼくらが普段目にする植物とは比較にならない速さで急激に成長するというような話を小さい頃に図鑑で見たことがありましたが、それと似たようなものなのでしょうか。

またモロクトカゲも体に張り巡らされた棘とともにある管を使うことで、体表に触れた水を取り入れられるそう……無理やり水のない場所で水が必須の生き物たちが人生をやっているのは何故なのか考えさせられざるを得ません。

後記

あとはかなり大きな図体になっても親鳥から食べ物をもらってすりすりと甘えるおうむかいんこの仲間が微笑ましかったです。

ぼーっと書いていたのですが2300字にもなってしまいました……お読みくださりありがとうございました。

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中村風景
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