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五音の物語

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創作物語収録所 それぞれの説明は以下(作り話・物語・一次創作、題名でシリーズ分類してあります)。 ・小ぎたない恋のはなし:小学生の頃に一緒に下校した少女の名前が思い出せない主人公…
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2024年9月の記事一覧

太陽に焼かれて殺されたダニの香りの芳香剤を売れ 第09話 Do you have the time,

まさかいい歌だとまで言ってくれるとは思わなかった。 「いい歌だとまで言ってくれるとは思わ…

中村風景
4か月前
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太陽に焼かれて殺されたダニの香りの芳香剤を売れ 第08話 basket case

俺を笑わせてすなわち照らしてやろうとしてくれているらしかった同級生の女に対して、俺は何が…

中村風景
4か月前

太陽に焼かれて殺されたダニの香りの芳香剤を売れ 第07話 listen to me whine

買ったパンを持ち込んで食える、商店街の一角にある茶店に入ることにした。 「何飲む?」浅荷…

中村風景
4か月前
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太陽に焼かれて殺されたダニの香りの芳香剤を売れ 第06話 お前がハニー

「あたしがあんたを照らしてやるか……」 「そうだね。俺もそう思う」 なにか浅荷に俺が照射…

中村風景
4か月前
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太陽に焼かれて殺されたダニの香りの芳香剤を売れ 第05話 君が太陽

目覚ましの音で目を覚ました。 普段よりも早い。今日は浅荷との約束がある。 身支度を整えず…

中村風景
4か月前
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太陽に焼かれて殺されたダニの香りの芳香剤を売れ 第03.5話 土門

浅荷と俺は、夕焼けに染まる校門を出た。空は茜色に染まり、雲は金色に輝いている。蝉の声がか…

中村風景
4か月前
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太陽に焼かれて殺されたダニの香りの芳香剤を売れ 第03話 any days

浅荷にしてみれば俺と帰る事自体には躊躇いがないようだった。 年頃の女が(同じ年の男から年頃の、と言われることは変なのだろうか)異性と帰ることについて何も思わないものだろうか。 俺はクラブなんて、単位を埋めるためのものでしかなかったから授業から帰って好き放題できる場所にしか興味なかった。つまり家と同じ環境で適当できる環境が最優先だった。 だから学校PCが好きに使える環境で興味のあるニュースとかを読みふけった。YouTubeなんかは学業と関係あるかどうかみたいな判定が下ってし

太陽に焼かれて殺されたダニの香りの芳香剤を売れ 第02話 anydaze

浅荷と帰る時に俺は何も気にしていなかった。 何も気にしていなかった、というとなにか強がり…

中村風景
5か月前
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太陽に焼かれて殺されたダニの香りの芳香剤を売れ 第01話

浅荷との帰り道をどのような気持ちで過ごせばいいのか俺はわからなかった。ある時、浅荷が「今…

中村風景
5か月前
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