小ぎたない恋のはなしEx28:さ行変格活用が俺の未来を苦しめて
▼粗筋
かつて共に下校していた鳴海月(なるみ-るな)という少女の名前を大人になった僕は思い出せない。僕は電車でどこかに向かっている。名前を思い出そうとしているがそれどころか、人生上に彼女がいなくなってから見知った社会構造のいびつさや組織体制への恨み事ばかり思い出される。
▼前回
https://note.com/fuuke/n/n33a13d07bacc
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後輩の思い上がったブログを見つけて「思い上がっている」と評せてしまった僕もまた例外なく「曖昧な存在」だった。