嫌な感情にOKを出す

こんにちは。　fuu room　心理セラピスト　okumura hisami　です。

この世にはパラドックスがたくさんあるなと思う今日この頃です。
以前書いた記事「エゴは分かりたがりで大変だけど」でも、分からないことを分かろうとしない、わからないにくつろぐ、分かることを諦める、ことで逆に解決が見えてくることがあると書きました。

諦める、認める、手放す、そんなとき、本当に欲しかったものが手に入る。そんな不思議な魔法が起きるものだなぁと。

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嫌な感情なんて感じたくない。
見たくない自分など見たくない。
だから、セッションを受けることは、勇気のいることです。

私たちは、感じたくないことを感じないよう、見たくないものを見ないようにするのに日々、多くのエネルギーを費やしています。

寂しさを感じないように、いつもスケジュールがいっぱい。
怒りを感じないように、相手ではなく自分を責める。
不安を感じないように、ポジティブな言葉を使うようにする。
恐怖を感じないように、没頭できるものにハマる。
劣等感を感じないように、好かれるように頑張る。
ずるい自分を見ないように、真面目に正直に頑張る。
などなど、、、
（※見たくないものに蓋をする意味でなく、自然体で本来の形でやっていることもたくさんあります）

セッションでは、感じたくない感情や感覚を感じることにOKをしていきます。
その怒り、感じてＯＫ
その寂しさ、感じてＯＫ
その恐怖、感じてＯＫ
心のなかに、それを感じてよいスペースを作ってあげます。
「感じてOK」にしてみると、体感的に感情が緩まる感覚、ほっとする感覚が出てきます。
日頃、いかにそれらの感情を感じることを許していなかったかに気づくことでしょう。

出てくる思考・感情・感覚に、良い・悪いはありません。
怒りは怒り、悲しみは悲しみ、不安は不安としてただここに存在している。
コレがあることで、苦しいのだとしたら、なぜ、コレはここに存在しているのかな？
コレをよくよく感じて、観察して、理解して、受け入れていく。
コレを消そうとしない。コレを認めていく。コレをもっと感じてみる。

そんなふうに、その思考・感情・感覚を受け入れていくことで、逆にそれらが薄まって、広がって、消えていく、、、そんなことが起きてきます。

嫌な感じを感じないようにするのではなく、逆によく感じてみる。
見たくないものを見ないのではなく、逆によく見る。
そうしていくことで、ほどけていく。
そして、本来の自分のすばらしさに繋がっていく。
不思議なパラドックスだな～と思っています。

もやもやすることがあるときは、正直に、自分が何を感じているのか見つめてみましょう。そして、それを感じていることをOKして、そのままその感覚と一緒にいてみてあげてください。緩む感じがあると思います。

一人で、向き合うのは不安もあるしなかなか腰の重いもの。
fuu roomでは一緒に、向き合い、理解していくお手伝いをさせていただいています。

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