FSSの源流って?【その2】
皆さんこんにちは。フューチャーセッションズの富田です。
前回は創業メンバーの筧が創業前に取り組んでいたことから、フューチャーセッションズの源流となる理論や背景をご紹介しました。当時筧たちとは別の会社で働いていた、現代表の有福も加わって創業に至ります。
今回のnoteでは、有福の問題意識も交えながら、創業の経緯をご紹介します!
ー人ひとりの行動が変わるには?
2000年代初頭、企業が、利益追求だけではなく、同時にCSR活動も意識する事業活動の動きが出てきました。それは新しい良い動きだったのですが、突き詰めると本質的な社会問題解決に向かうと言えるのかわからない活動もあったりしました。
もともと環境問題や社会問題に関心のあった有福は、そのような中で、問題を解決するには、企業による活動だけではなく、企業で働く一人ひとりが社会の一市民として考え、動くことが大事ではないかと思い至りました。
環境問題や社会問題が、自分とは遠い世界で起こっていることとして考えると、何も変わらずいつまで経ってもそれらは問題のまま。自分ごととして捉え、小さくても自らアクションを起こしていくことが大事だと考えました。
有福は、もともと環境のウェブマガジンを運営し、様々な環境問題や社会問題を取り上げ、解決に向けた普及啓発に務めていました。ですが、一人ひとりに正しいことを伝えても、本当の行動変容に繋がらない・・・。
そうした限界を感じる中で、人が即物的ではなく、本質的に意識を変えていくには、色々な人に出会うこと、自分の頭で考えて自分ごとにしていくプロセスを踏むことが必要ではないかと考えていました。
そんな中で、有福は筧たちが開催するフューチャーセッションに参加。
そこで、ファシリテーションによって対話が促され、対話を通じて人の意識が変容していく、フューチャーセッションが社会問題解決の鍵になるのではと感じたそうです。
ソーシャルイノベーション・パートナーになる
こうして、もともと企業の現場で集合知を形成してイノベーションを起こすための活動をしてきた筧たちと、社会問題に取り組んできた有福は、フューチャーセッションに社会問題解決の可能性を見出し、活動を共にし始めました。
そして、2011年、東日本大震災が起こり、原発や地域経済の格差といったこれまで水面下にあった問題が明るみに出ました。当時、社会貢献・活動(ソーシャル)とビジネスとの距離は今ほど近くはありませんでした。震災後の状況を見て、創業メンバーである有福と筧は「問題を解決するには、やはりビジネスもソーシャルの視点を持ち、取り組んでいく必要があるのではないか。」との想いを強くしたそうです。
そこで、セクターを横断した対話の場であるフューチャーセッションを広めていくことを決意します。創業メンバーはソーシャルイノベーション一本に腰を据えるため、所属していた会社を辞め、2012年6月、フューチャーセッションを社名に入れた株式会社フューチャーセッションズを創業するに至りました。
この「ソーシャルイノベーション」という言葉、2012年頃から出てきた言葉だそうです。そうした時代のタイミングや、さまざまな人との出会いなどが積み重なり、フューチャーセッションズは「ソーシャルイノベーション・パートナー」として活動することとなりました。
次回はFSSの源流のお話のラストです。
ビジネスとソーシャルの組み合わせでどうやってソーシャルイノベーションを起こしてきたのか、また、これからのFSSの活動について合宿で話したことにも少し触れてみたいと思います!
編集後記(富田)
今回は創業の経緯をまとめてみました。どうでしたか?
最近、FSSの入社歴の浅いメンバー三人で会社紹介や会社の強みについて話し合っています!
私は今回の記事を書いていて、社会をより良くしたいという「真心」という言葉が頭に浮かびました。一人ひとりの想いを大事にする、対話の持つ力を信じる、といったイノベーションファシリテーターの姿勢にも通ずるところでして、私も謙虚に真心を大事にお仕事をしていきたいと感じました。
◎コンタクトフォーム◎
ご相談・ご連絡はこちらのフォームからもお待ちしております。https://www.futuresessions.com/contact/
◎会社ホームページ;PROJECTS◎
FSSのプロジェクトは、こちらからご覧いただけます。https://www.futuresessions.com/projects/
◎公式SNSアカウント◎
フューチャーセッションズの最新情報はSNSでも発信しております。フォロー・シェアいただけますと幸いです!
Facebook:https://www.facebook.com/futuresessions
X(Twitter):https://twitter.com/FutureSessions
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?