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田んぼ道に、“ロボット図書館”

私物の絵本や児童書を、子どもたちに貸し出すユニークな取り組みがある。
田んぼ道に、神出鬼没で現れる“ロボット図書館”だ。
地域おこしが第一義ではない。子どもたちに本との縁をもってもらいたいと発案者は願う。
ガラクタ(廃品)を組み合わせて作られた無機質なロボットが、その夢を背負っている。

出版業界では、書店の減少に歯止めがきかない状況だ。
版元各社もこの問題に頭を抱えるが、書籍を愛する多くの人がこの問題に向き合っている。
業界の問題は業界関係者で――もはやその姿勢だけでは解決できない所まで来ている。
かつて、本に救われ、本に育てられた人の力がいまこそ必要である。

いま求められる改革は、「文化の発信地」である書店の再興である。
noteの記事を発信することで伝えられる情報はわずかかもしれない。
不思議な縁によって、未来出版研究会の願いが広がっていくことを切に願うばかりだ。

いま、自分にできる本への恩返しをそれぞれが実行することで変わるものがあるはず。
国でも企業でもなく、個人にできることがまだまだあるはず。
さあ、一緒に業界の問題を直視し、革命を起こしましょう。

「本を読みにおいでよ!」 田んぼの中に立つロボット図書館/福岡県みやこ町

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