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新年の万全の願い

未来創造コーチのおのっちです。新年明けましておめでとうございます。
本年もどうぞよろしくお願いいたします。

さて、新しい年の始まりに、皆さんも「今年こそ!」という願いを思い浮かべるのではないでしょうか。初詣に行って具体的なお願いをする方も多いことでしょう。その内容は人それぞれ違いますが、突き詰めると「今年も良いことがたくさんありますように!」という思いに集約されるのではないでしょうか。

私たちは日々の出来事を「良いこと」、「悪いこと」と判断しますが、その基準とは何なのでしょう。以下はそのような出来事の一例です。

良いこと(ニュートラル)

  • 小学校時代の友達に、旅行先のショッピングセンターで偶然会った

  • Amazonで頼んだお菓子が、ミスで2箱届いた

  • タイヤが急にパンクしてしまったので路肩に停止したら、後ろから来た車の男性が降りてきてくれて、タイヤ交換を手伝ってくれた

良いこと

  • 健康診断で再検査が必要な項目がなかった

  • 念願のラーメン屋で食べた味噌ラーメンが最高に美味しかった

  • アプローチした相手から交際OKの返事をもらえた

悪いこと

  • 学内試験が振るわず、大学推薦をもらえなかった

  • 評判の映画を観に行ったが、余り面白くなかった

  • 就活で最終面接まで進んだのに内定を得られなかった

最初の良いことに「ニュートラル」と但書をしたのは、これらはその出来事の方からこちらのプラスになるように起こってくれたもので、自分の関与はない(=ニュートラル)のものだからです。このようなニュートラルな良いことは、初詣ではお願いしませんが、良いことの一部なので一応挙げました。

今回のメインテーマは、それ以外の良いことと悪いことの区別のされ方です。

上記の良いことと悪いことの例が、実際に自分に起こったことを想像してみると、2つの違いがはっきりと見えてくるのではないでしょうか。

良いと感じるのは、

それが起こることを期待する→そのことが実際に起こった

時です。反対に、悪いと感じるのは、

良いことが起こることを期待する→そのことが起こらなかった

時ですね。

このように、私たちが何かを「良い」と呼ぶか「悪い」と呼ぶかは、

自分の期待に沿ったかどうか

で決まってくるようです。

ではこれまでの人生を振り返ってみて、期待通りにいったこと(良いこと)と、期待外れだったこと(悪いこと)の割合はどれくらいだったでしょう?

100%期待通りという人も、100%期待外れという人もいないはずです。現実は常にX%が良いことで、Y%が悪いことです(X+Y=100)。

ここで注目すべきは、人生の大きな転機や成長のきっかけが、どちら(良いことvs. 悪いこと)に多かったかです。

実は、これまでの人生の中で起こった飛躍のきっかけは、多くの場合「悪い」と感じた出来事の中にあったのではないでしょうか?

試練に見えた出来事が、結果的に自分を成長させたり、新しい道を切り開く鍵になったという経験、あるのではないですか?

物事を「良い」「悪い」と二分してしまうと、悪いことは嫌なものとして排除したくなります。しかし、その悪いことが、良いことや一段上の良いことに繋がる「きっかけ」だと気づければ、悪いことに対する見方が変わるはずです。

だからこそ、新しい年の初まりに、

どうぞ良いことが沢山起こりますように

という願いに、

悪いことが起きても、それを一段上の良いことに繋げられますように!

という一言を加えてみませんか。

この願いが叶えば、新しい一年が、真の意味で素晴らしい年になると思います。

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