自由が丘 ネコ日記 「自由が丘のノラ子たちがまた集合してます!」 外猫に戻ったクリボー編
何かノラ子界隈に異変があったようなのです。
プリンが2年経って、突然に現れたり、クリボーのママが舞い戻ってきたり、ブランちゃんが勝手口に居座ったりと、2年前と同様にノラ子たちが再び集まって来ています。ピーク時は10ノラ子、やって来ていました。
自由が丘は国内でも先駆けて地域猫活動に取り組んでおり、譲渡会、保護活動など積極的に行われていました。
自由が丘商店街では去勢、捕獲などの援助予算もあったかと思います。その成果が出て、外猫は一時ゼロになっていたようです。現在はもちろんゼロではありませんが、うちに出入りするノラ子たちは全員、去勢、避妊がされています。その内のクリボーは僕が費用を出し、去勢しました。
ノラ子は移動して来ますので、食料が豊かにあるここ自由が丘では、また増えてくるのは自然の流れとなっています。それに加え、その食料のせいで、今の目黒区では、ハクビシン、たぬき、アライグマの被害が増えており、結構な悩み事になっています。
クリボーをリリースすることは苦渋の決断でしたが、最低限のワクチン接種、そして去勢を完了したことにより、リリースとなったわけです。クリボーが通い猫になって、そしてまたクリボーが家猫に戻りたいとなったなら、再び家猫修行にと考えています。
前述の自由が丘、地域猫活動の中心人物とも何度も話し合い、通い猫となって2年後に再捕獲し、家猫となったケースもあると伺い、僕は結果どうなるかわからないが、クリボーが外猫に戻っても、生き延びる手助けはしようと思ったのです。
いや、正確には、クリボーは僕との家猫修行がトラウマで、もう2度と帰って来ないと思ってのさよならのはずが、リリースの翌日、スッと部屋に戻ってきて、ごはんを食べる姿を見て、この子をどうして捨てることが出来るのかと、再び世話を始めてしまったのです。
近所の迷惑ももちろんありますので、僕は最大限配慮しつつ、保護活動をするのですが、置きエサは完全に止めました。
外に出しっぱなしでは、ノラ子が集まるばかりか、ハクビシン、たぬき、アライグマがやって来てしまうからです。
アライグマは猫を襲って食べる可能性もゼロではありません。頭も良く、そう簡単に捕獲も出来なく、安易に手を出すのもかなり危険です。
たぬきが出没した際は、その専門家の指示も仰ぎました。その時に置きエサはやめて欲しいとのことと、夜は出さないで欲しいと。2週もすればいなくなると思うので、一時的にでも実行して見て下さいとのことでした。
実際、たぬきの住処は、九品仏浄真寺周辺、多摩川河川敷、東工大、あたりに目撃例があるそうで、自由が丘は餌場を探してのルートになっているから、長居はしないと思われます。
僕の友人たちもよくハクビシンは目撃するとのことで、これは置きエサは控えなければと決めたのです。
しかし、置きエサ控えて、数ヶ月、なぜか、ノラ子たちがうちに来て、窓に張り付いては、ニャーニャー、ごはんちょうだいの大合唱なのです。
なんで?何かがあったの??と、、、、。
ノラ子が集まる原因はわからないのですが、2年ぶりに会ったプリンは明らかに僕との記憶があります。クリボーの母親のキョロたんも、ブランちゃんもそうです。僕との記憶を持っています。
ネコの記憶力なんて、数週間くらいかと思っていたのですが、クリボーもリリースの時、窓から飛び降りると、捕獲前に出入りに使っていた生垣の下を、ふた月経っても正確に覚えていました。
プリンに至っては2年前の記憶です。
そうすると、やはり餌やりさんと呼ばれる人たちがいなくなったのだろうかと思うのです。引っ越すとか、亡くなられたとか、保護猫活動をしていると、高齢化した社会ではよくあることのようです。
何時間もうちのテラス座って、吠えて、ごはんくれ。
心は痛みますし、下手にうちに馴染まられても、クリボーが入れなくなってしまいます。どうしたものか。。。
たまりかねて、そっとごはんを差し出すことも時々あります。
どうしても、そのまま、あっちいけとは僕には言えず。。。
これ以上、増えないようにする手立ては完了しています。ですから、寿命まで手伝ってあげるだけでいいのです。
僕は近所に気になる家があります。詳しくは書くことは出来ませんが、どうやら未去勢のねこを飼い、仔猫を産ませているようで、そのうちに多頭崩壊しそうな勢い。
なぜ気になっているのかというと、その猫たちは出入りが自由なので、外でまた繁殖してしまうこともあるだろうなと見ています。猫を可愛がる気持ちは同じではありますが、このままではあまり良い未来があるとは思えません。
じゃぁ僕なら出来るのかと、それも無理なのです。
どうも矛盾や、ジレンマ、解消する日は遠いなと。
クリボーが昼間、他ねこがいるせいで、うちに来れず、深夜2時ごろにうちに来て、ずっと座り込んでいましたが、さすがに気温が低下した11月は、長時間ドアを開けておくのも辛く、そっと追い出す時に、クリボーの悲しそうな目を見ると、こちらも悲しくなって来まして。
いつかまた一緒に住める日が来ると、そう思うようにしています。