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目眩で救急搬送された日

僕は2000年ごろ突然のめまいに襲われ倒れてしまいました。その後、原因不明の体調不良となり、あちこちの病院へ行って身体を調べまくりました。

ある日の夕方、今日は来るなと思っていると、どんどん目眩が酷くなっていきます。
これはまずいと赤坂のある病院に駆け込み、目眩止め注射をされますが、いっこうに良くなりません。そのうちに病院の終業時間が迫ってい気、その病院から救急車を呼んであなたを転院させますと言われます。
僕はもう立つことが出来ないほどの目眩に襲われており、お願いしますと返答した。そのうちに救急車がきて、ストレッチャーに載せられますが、もの凄い吐き気に襲われていて、今、クルマに載せないで欲しいと言いました。が、すぐ近くの虎ノ門病院に行きます。すぐですから。と言われ、分かりましたと移動を承諾しました。救急車の中で、気を失いかける程の目眩に襲われています。

僕は、とんでもない病気になってしまったと思いました。今後の人生もどうなるのかと。虎ノ門病院に運び込まれ、救急センターの片隅のベッドに僕はいて、MRI、CT、さまざまな検査を一気に受け続けました。トイレには立てない状態が翌朝になっても続きます。

どの検査をしても異常なし。CTもMRIも異常なし。ですが、めまい、吐き気は続いていて、寝返りすら打つのが厳しい。ところが救急センターの担当の人が、もう24時間近くあなたはいる、出て行ってもらわないと困ると僕に。その時の僕は全く病状が改善されておらず、どうやって立って家に帰るのだろうかと厳しい状態の中考えました。ふと安定剤を貰おうと思ったのです。その担当者へ、デパスとトラベルミンを処方してもらえないかと頼みました。
それでよければすぐに持ってくると、10錠づつほど処方してくれ、1錠づつ飲んで30分。目眩が消え始めます。担当者からはメニエルがあると思うと耳鼻科の先生二人に確認してもらいましたが、僕の目の反応からは症状がわからず、結果メニエルでもないと診断されていました。

クスリを飲んで1時間ほどしたら、立ち上がることが出来ました。

僕をさまざまな検査病棟へベッドを押してくれた人を見つけ、本当にありがとうございますと話した瞬間、涙が止まらなくなり、僕はどうしてしまったのかと自分でもわからないままです。その人は良かった良かったとただただ僕に言ってくれます。
虎ノ門病院を後に家へと帰りました。

このような経験はほんの一部です。
僕はなんとかして正常の身体に戻したいと試行錯誤を始めます。
結論は信じられないことに気功により改善したものと思われます。それがどのような事であったか次回から書いていきます。高名な先生に会ったわけでもありません。変な宗教団体に入ったわけでもありません。
もしかすると自分に眠る何かが目覚めた可能性もあります。それは誰もがもつ能力かもしれないのです。

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