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自由が丘ネコ日記 「クリボーが玄関先で僕を待っています。少しでも早くここにいることを知らせようと先回り。僕は自分がしてしまったことに泣けてきます。」

noteを書く時、先週のクリボーはどうだったかと写真を振り返ります。現在はクリボーの大声を少しでも住民たちに聞こえないようにと、クリボーとの接触を最低限にしているため、その確認の写真もとてもとても数が少なくなっています。

クリボは短い僕との時間の中でも、甘えて見せます。

減った写真の数を見て、どうしたものかと思うのですが、FBやインスタには過去のクリボーの写真が1年前、2年前とアップされてきます。この機能も止めてもらわないと、僕はストレスで参ってしまいそうです。まぁこうなるのはわかっていましたから、それは覚悟の上でのクリボーとの付き合いではありますが。

家猫修行に失敗し、さよならしたあの深夜が、クリボーとの別れと心には決めています。外を選んだのはクリボー。だから自由にさせてやりたいのです。保護猫団体からもそこは責任を持って欲しいと言われ、リリース時には去勢と予防注射は済ませました。そうだったと自分に言い聞かせながら、もうすぐそのクリボーは3歳。うわぁきたなぁと感じさせます。
外猫の寿命は3、4歳です。だからクリボーももう時間がそれほどないのです。

家の中に未練を残しながらクリボーは去ります。

かなり長生きするかもなと思っていた、ボス猫のメイさんも、思わぬ喧嘩の怪我で、この場をいなくなりました。首を噛まれ、化膿。抗生物質を積極的に与えましたが、半年後いなくなりました。当時、獣医と相談しつつ抗生物質の投与を行っていますが、一向に治らない患部の写真を見て、HIVが発症してしまったかもと。。。。メイさんにHIVの検査をさせたことはありませんが、僕もこれほど治らないので、あぁそうなのかもしれないと感じました。

メイさん、クリボーにそっくり。飼ってやりたかった。。。

あんなに元気で大声で大暴れしていた、メイさんも、ケンカからの負傷によって、テリも奪われ、恐らく虹の橋を渡ったのだろうと。
外猫、保護猫と付き合うということは、こういうことだと自分に言い聞かせました。

怪我で寝込んでるメイさんと、クリボーはまだ1歳前。

ですから、クリボーもいつそうなるのかわからないのです。うちの庭で生まれたクリボー。誰かが捨てたネコの子どもです。父親のメイさんは、誰かに飼われていただろうなと思わせる感じがありました。
この周辺の誰かが捨てて、彼らは生きているわけですから、なぜ、駆除なんてことをするのかと個人的には思い、その捨てた住人に代わって、僕は面倒を見ようといているわけですが、それも困難な状態になっています。

猫壱も数回かいて、出ていきます。

クリボーの今は、前のように話しかけたり、庭で遊んでやったりはしていません。クリボーとの話声が聞こえるのも問題だろうと思いますし、家の明かりもクリボーに見えないように、遠くから気がつかないようにもしています。そうやって接触時間を減らし、クレームが上がるのを防ごうとしています。

そんなことをしていると、クリボーは玄関先まで僕を迎えに来るようになって、こんなところを誰かに見られるとまずいと急いで裏に回ります。そんなクリボーを見ていると辛くなるばかり。
それと、やはり接触頻度を落とすと、部屋に入る時もかなりの警戒ぶり。ほふく前進で身を低くし、恐る恐る入ってきます。クリボーとの距離がまた広がったようにも思います。まぁ猫の生態について随分と詳しくなりましたね。
これからさらに冷え込みますので、そろそろ寝床を外にも作ってやろうと思います。

離れ難いのはクリボーも僕も同じ。



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Hirolie  Matsumoto
サポート頂きました費用は、全て野良子たちに還元されます。日々の食事、健康管理のための医療費。人間の勝手から外で生きることを余儀なくされる彼らを少しでもサポートするよう活動しております。