自由が丘ネコ日記 「クリボーはもうすぐリリース1年。2年間は通い猫で頑張るつもりです。」
いつも近所の玄関にいるノラ子、名をマミ、もしくはマコミというのだそうです。家の人が出かける際にそのマミコは玄関に座り、見送りをしています。すると近所の住人も来て、マミコの件で話をしているようですが、人の中にいて、そばでじっと座り続けるマミコさん。クリボーよりも遥かに人慣れしているのでした。
ノラ子もそれぞれなわけですが、クリボーはマミコと比べても、全く人慣れしていないに近いと思われます。時間をかけても慣れない猫はいます。が、クリボーがマミコと大きく違うところ、それは大声で鳴くことです。
最近のクリボーは、僕の声が聞こえたり、気配がするとまず鳴きます。自分はここにいるかのように鳴きます。部屋にいても、まずひと鳴きして、窓ガラス越しに現れると、ゴロゴロと転がり始め、ごはんの要求です。ごはんじゃなくても、テラスを通過する時、僕が部屋にいれば、鳴いて知らせます。
普通、ノラ子は身を守る必要性から殆ど鳴かないものらしいのです。しかし、クリボーは鳴きまくります。他の人間にバレるので、出来れば大人しくして欲しいのですが、朝イチからクリボーは鳴いて僕を呼びます。
家猫修行中は鳴き止むことがありませんでした。夜10時ごろから鳴き始めると、朝、10時くらいまで鳴き続けます。鳴き止むのは、ごはんの時と、僕がケージの前にいる時だけでした。
僕が外出をしている時は鳴いていなかったようです。ケージから出せば鳴き止むという話はありますが、クリボーは全く無理。ケージの外でも鳴いています。
クリボーは家猫には無理だったんだろうなと今でもそう感じます。ベンガルのようにもっと、厳しい猫もいます。特にもう手に負えない場合、ベンガルは爪を抜いたり、犬歯を抜いたりするそうです。自分に使える武器が無いとわかると、大人しくなっていくとか。僕はクリボーにそのようなことをすることは出来ません。
保護猫団体でもどうしても飼えない猫は存在しています。半年、1年経っても無理な猫。しかし、その中で、通い猫となって2年。再度、保護し、家猫になれた猫もいるそうです。
クリボーもリリース1年がもうすぐ経ちます。僕は2年間は通い猫で様子を見ようとしています。これが一つのリミットと思っています。
リリースして2年経ってもクリボーは3歳。まぁそこから家猫でもいいかなとは思います。病気や事故、怪我、承知の上です。
ワクチンも1度打ってはあります。1年半くらいは大丈夫かな。2年の様子見が限界だろうなあという判断です。