日中韓 リアルタイム感情推定 2020/03/05 別記 スーパー・チューズデー 答え合わせ サンダース氏も含め、米大統領選挙 民主党 候補者なし は変わらず
要約:トランプ大統領の対立候補を出すべき、米民主党に 候補者なし。
3月3日(火)は、スーパー・チューズデー でした。
(1)スーパー・チューズデー
1-1.メディア予想 「サンダース氏一強」
BBCをはじめ大手メディアの予想は 「サンダース氏一強」でした。
BBC 【米大統領選】 サンダース氏、有力候補の地位固める
11月の米大統領選でドナルド・トランプ大統領と対決する民主党の候補者選びで、バーニー・サンダース上院議員が最有力候補の地位を固めた。
https://www.bbc.com/japanese/51609660
1-2.弊社予想 2020/3/2 アメリカ国内評価
日本時間では、3/3 なので、日中韓 リアルタイム感情推定 2020/03/03 を再度引用します。
https://note.com/futureforecast/n/nb32e81fc6bcd
>Biden: 激しく乱高下 -2.0 – 3.0
>Bernie:バーニー・サンダース氏 激しく乱高下 -2.0 – 3.0
>
>バイデン氏とサンダース氏は互角、大接戦
>しいて言うなら少しだけバイデン氏!? と見ます。
1-3.2020/3/3 スーパー・チューズデー 結果
3月4日更新 スーパーチューズデーは“予想以上”のバイデン氏「復活劇」
アメリカ大統領選に向けた民主党候補者指名争いで、全米14州の予備選が集中する「スーパーチューズデー」を迎え、サンダース上院議員とバイデン前副大統領が激しく競り合う一騎打ちの様相となっている。
当初「サンダース氏一強」とみられていた選挙情勢は、中道派候補の結束で一変。追い風を受けたバイデン氏が複数の州で圧勝するなど、予想以上とも言える「復活劇」をみせている。
https://www.fnn.jp/posts/00050241HDK/202002131000_FNN_HDK
※代議員 獲得人数
1-4.判定
メディア予想: 「サンダース氏一強」
弊社:しいて言うなら少しだけバイデン氏!?
であれば、自身で予想以上とも言える「復活劇」としているメディアより、弊社と判断していいのではないでしょうか。
少しだけ の差 → 代議員 獲得人数:71人の差 → 1991人のうち 約3.5%の差
※それ以外の候補 → 測定する必要はない、と判断していました。
(2)その他の候補 ピート・ブティジェッジ氏
2-1.メディア予想 ピート・ブティジェッジ氏を猛プッシュ
ニューズウィークをはじめ大手メディアは、 ピート・ブティジェッジ氏を猛プッシュ でした。
ブティジェッジは米史上最もデータを駆使する「天才政治家」
アイオワ州党員集会が行われた翌朝、滞在先の東ヨーロッパで目覚めると、
大量の電子メールが届いていた。メールを送ってきた人たちは私を「政治の賢者」「予言者」などと呼び、中にはどの会社の株を買えばいいか教えてくれという人までいた。11月の米大統領選に向けた民主党候補者指名レースの初戦である2月3日のアイオワ州党員集会では、ピート・ブティジェッジが首位になった(集計の混乱により再集計が行われる可能性があるが)。
これは大方の予想を覆す結果だったが、私は1年以上前から、
次の大統領はブティジェッジだと公言していたのだ。
2-2.弊社予想
日中韓 リアルタイム感情推定 2020/02/20 を再度引用します。
>ピート・ブティジェッジ氏に勢いがある、とされてますが、上記の通り、
>全米ではうっすら、なのです(検出されない日が多い)
https://note.com/futureforecast/n/n1f8ee6f66fc0
2-3.2020/3/3 スーパー・チューズデー 結果
スーパー・チューズデーの前に、ピート・ブティジェッジ氏、撤退
(3)その他の候補 エリザベス・ウォーレン上院議員
3-1.メディア予想 エリザベス・ウォーレンを猛プッシュ
ウィールストリートジャーナルをはじめ大手メディアの予想は
エリザベス・ウォーレン氏 を猛プッシュ でした。
「ウォーレン大統領」誕生、石油業界に恐怖のシナリオ
市場を大きく動かす数多くのツイートの中でも、2020年の米大統領選で民主党の指名を争うエリザベス・ウォーレン上院議員のツイートは、とりわけ石油業界を震撼(しんかん)させている。
【地球コラム】「エリザベス・ウォーレン大統領」への道
「ガラスの天井」は砕かれるか 「国民皆保険というが、財源はどうするのか」「富裕層への増税は懲罰的で行き過ぎ」「ハイテク企業への規制強化になぜ賛成しないのか」─。2020年の米大統領選に向けて10月15日、オハイオ州で開かれた第4回の民主党候補テレビ討論会で、他の候補から最も攻撃を受けたのは、バイデン前副大統領ではなく、エリザベス・ウォーレン上院議員(70歳、マサチューセッツ州選出)だった。
3-2.弊社予想
日中韓 リアルタイム感情推定 2019/10/24 を再度引用します。
>ジョー・バイデン前副大統領:Biden 何もしていない(募金を呼び掛ける程度)
>エリザベス・ウォーレン上院議員:メディアの猛プッシュを受けており(そろそろ、日本>メディアでも猛プッシュされ、話題に上ると思います)、統合したSNS戦略(事例 #StudentsNotProfits )を行っている。
(中略)
>結果:メディアの猛PUSHは逆効果になる。
>上記のように真逆。メディアの猛PUSHは逆効果になる。
>
>何もしていないバイデン前副大統領が大検討していて、
>メディアに猛PUSHされているウォーレン上院議員が反応も出ないくらい沈んでいる。
https://note.com/futureforecast/n/n45215bc88ed9
3-3.2020/3/3 スーパー・チューズデー 結果
上記 1-3.の通り、エリザベス・ウォーレン上院議員 脱落
(4)「感情推定」の適中率
4-1.「感情推定」とは
簡単にいうと、アメリカ全国民に、「バイデン好き・嫌い?」「サンダース好き・嫌い?」を5秒に1回ごとに聞き、集計したものです。
一般的に、個人の生体情報を用いた感情推定 はよくあると思いますが、それを国家間に拡張して、人の感情をリアルタイムに推定する手法を考案し、すでに運用しています。具体的には、快・不快の2軸上に感情分類を行う心理モデルにもとづき、それぞれ該当する国など所属する集団の感情を推定するものです。”今・ここ”の国家間の感情値を用いることで、リアルタイムに国家間感情を推定することが可能となります。この推定をもとに、さまざまな応用が可能になります。例えば、未来の需要予測です。
4-2.適中率
この需要予測の適中率について。簡単にいうと、指定した市場or国(最低規模5000万人以上)であれば、 気象庁 明日の天気予報(雨の予報 月平均)と同じくらいの適中率※1です。
https://www.data.jma.go.jp/fcd/yoho/kensho/graph/image025.gif
※1 民主党・候補者13人の中で、偶然、ジョー・バイデンとバーニー・サンダースを選択し、かつ、ジョー・バイデン圧勝 or バーニー・サンダース圧勝 or ジョー・バイデン僅差 or バーニー・サンダース僅差の中で、僅差を選ぶ確率は、0.01% です。
つまり、大統領選挙のような、人間の選択行為において、今回の適中が偶然ではない確率 99.9%。
ですが、他でも出しているので、その平均という意味です。
(なお、ばらつきを抑えるためにはある程度の規模が必要なので、母集団として5000万人以上は必要にする、を目安にしてください。また、適中範囲については下記事例を参考に)
(事例)WHOの緊急事態宣言 について
日中韓 リアルタイム感情推定 2020/01/24 を再度引用します。
https://note.com/futureforecast/n/n8929920c3011
>WHOの緊急事態宣言は、1/25(日本時間)以降28日くらいまで、遅くとも2/2(火)までに出>されることになります。
(結果)
WHO、新型肺炎で緊急事態宣言(1/30)
【ジュネーブ共同】世界保健機関(WHO)は30日(日本時間)、新型コロナウイルスによる肺炎を巡る3回目の緊急委員会を開催し、協議終了後にテドロスWHO事務局長が「国際的に懸念される公衆衛生上の緊急事態」に該当すると宣言した。
https://www.nishinippon.co.jp/item/o/580122/
※想定した範囲(レンジ)の中には入ってきます。
ただし、天気予報とは違い、人の意思で結果を操作できるので、関係ファクター間の操作しようとする部分を想定する必要があります。
先ほどの民主党 大統領選挙の場合、エリザベス・ウォーレン上院議員もピート・ブティジェッジ氏も敗退する、というところまでは判定できます。
しかし、ピート・ブティジェッジ氏のようにスーパー・チューズデーの前に、撤退することで、バイデン氏に高く売りつけるのか、エリザベス・ウォーレン上院議員のように、最後まで抵抗してサンダースさんの足を引っ張るのかは、その本人の意思次第です。
追記その1
「SNS×AI鉱工業生産予測指数」とIIPで0.90となるなど、おおよその傾向をつかむには、AI×SNS等の活用は有用と考えます。
と経済産業省も認めています。詳細は下記URL参照
通商産業省 ビッグデータ・AIを活用した新しい経済指標への意見を募集します~既存の統計よりも優れた速報性・詳細性が期待されます~
https://www.meti.go.jp/press/2017/07/20170719002/20170719002.html
追記その2:書いている理由
日中韓のリアルタイム感情推定を行っている理由は、後日のタイムスタンプとして歴史に残すためです。具体的には下記の通り。
1.日本/中国(本土)/韓国/台湾香港は、国が違えど“リアルタイム”にお互いに影響しあう = 同じ市場 と考えるべき
2.であるからこそ、それぞれの国の違いを超えるためにも、冷徹に証跡に準拠して話をすべき
耳目を引くためのセンセーショナルと離れた冷徹な分析が必須だと考えます。
日本・中国本土・台湾・香港・韓国の良識的をもっている第三者、Undecided Voters(どちらに入れるか決めかねている人)が今、リアルタイムにどう思っているのかを、客観的にリアルタイムデータで参照できるようにしました。
IBM Watson が算出しています。ここではこの仕組みを「感情推定」といっています。それをレポートにしています。